クレカ&電子マネーとの付き合い方
●「お金を払っている感覚」を忘れないようにする
クレジットカードや電子マネーで支払いをする「キャッシュレス決済」を利用する人が、年々増えています。しかしキャッシュレス決済にすると、必要以上にお金を使ってしまうことが多いと言われています。
なぜなら、「財布からお金を取り出して使う」というアクションがないから。キャッシュレス決済はお金を払っている感覚を感じにくいため、現金で買うよりもお金の価値を低く見積もってしまう傾向にあるようです。
たとえば、「1万円札を取り出して支払う」というときにためらう人が、「電子マネーで1万円分を決済する」となると、簡単にできてしまうという現象が起きています。
クレジットカードや電子マネーは、決済のたびにポイントがつくものが多いため、「ポイントを貯めるために買いものをする」という行為が習慣化してしまうおそれもあります。
ポイントを貯めることを目的にするのではなく、「必要なものだから買う」という観点で
買いものをするようにしましょう
―「事前に決めた金額しか利用できない」ようにするにはー
★クレジットカードの場合
❶クレカをやめて デビットカードにする
デビットカードは、カードを利用すると即時に口座からお金が引き落とされるので、口座にお金がなければ使えない。
毎月、決まった額を口座に入れておき、そこからカードの使用額を引き落とせるようにしておけば安心
❷クレカの利用限度額を 設定しておく
クレカの裏面にある電話番号に電話し、「利用限度額を○万円に引き下げたい」と相談すれば、手続きの方法を教えてもらえる(利用限度額を超えたらLINEやメールで教えてくれるサービスもある)
★電子マネーの場合
❸クレカではなく、デビットカードとひもづけておく
デビットカードにしておけば、口座の残高以上に引き落とされることはない。❶同様、毎月決まった額を口座に入れておけばよい
❹現金を自分でチャージする タイプを選ぶ
オートチャージ機能はオフ。お金を使っている感覚がなくなって、ついつい使いすぎてしまうことが多い。自分でチャージする「プリペイドタイプ」を使えば、使いすぎは防げる
→不正利用されたときの被害も最小限にできる