次は赤字覚悟で全47都道府県の徘徊へ!?

――瀧さんは海外含めていろいろなところに行ってきたと思うんですけど、まだ行ったことないところで、徘徊してみたいところはありますか?

海外だったら、南米は行ってみたいですよね。南米ってけっこう、覚悟がないと行けないじゃないですか。南半球はあまり行かないので、興味がありますね。

――今度、この夜の散歩の企画をするとしたら、また23区を徘徊するのか、それとも、場所を変えてみるというのもあり得ますか?

全然、23区の3周目もやぶさかではないですし。県庁所在地だけを回るのも面白そうですね。全部で47、ありますから、23どころの騒ぎじゃないですね。23区回るのに2年かかってるから、4年ぐらいかかるっていう(笑)。

ただ地方に行くとなるとコストもかかりますから、雑誌とかで連載させてもらえたら1番いいですけどね。スタッフ含めて長崎県に行くとか、いくらかかるんですかって話になっちゃうから。

――それもまたいいですね。コストとか効率度外視でやってほしいです。

いやいや、徘徊は赤字になってまでやることじゃないですよ(笑)。

――(笑)確かに、時間を贅沢に使うからこそできることですよね。

ムダにするのは、時間かお金かのどっちかですね。両方はやりすぎです(笑)。

#1 ピエール瀧が東京23区の夜を徘徊して見つけたもの

取材・文/川辺美希 撮影/南阿沙美