「考えられない」「生み出しうるのも、民主主義の一側面」と回答

締め切りまでに回答があったのは、臼井正一氏(自民・千葉)、星北斗氏(自民・福島)、上田勇氏(公明・比例)、窪田哲也氏(公明・比例)、天畠大輔氏(れいわ・比例)の5人だ。
ガーシー氏が1度も国会に登院していないことについては、厳しい声が目立った。

上田氏(公明)と窪田氏(公明)は、「普通は、国会でいろんな発言をするという目的で立候補する。どういう方々が投票したかは分からないが、多くの方達がそれを期待してガーシー氏なりNHK党に投票しているだろうから、考えられないことだ」(上田氏)「理由もはっきりしないまま、一度も国会に登院をせず、しかし歳費は受け取っているというのは国民の理解を得られない」(窪田氏)と批判。
星氏(自民)も「国会法の定めに従い、出席すべきと考える」と回答した。

一方、天畠氏(れいわ)は「ご本人と所属政党、投票した有権者の意思ならば、私が所感を述べるような話ではないと思う。当選後に一度も登院しない議員や政党を生み出しうるのも、民主主義の一つの側面ではないか」と指摘した。

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上田勇氏(本人フェイスブックより)

ガーシー氏が求めるリモートでの国会出席については、将来的には導入を検討する余地があるものの、対面出席が求められている現状では、ガーシー氏のリモート出席は認められないとの考えが大勢を占めた。

臼井氏(自民)は「有事の国会開会のあり方、例えばコロナ以上の感染症が蔓延した場合や、災害で交通網が寸断され、多くの議員が上京できない場合などは、リモート参加をもって定足数とするなどの考え方は議論される必要があるかもしれない」として、非常時のリモート出席の検討に理解を示した。ただ「常時、個人的な都合によりリモート参加が可能とする必要はあるとは言えない」として、ガーシー氏の求めているリモート出席には否定的だ。

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臼井正一氏(本人フェイスブックより)