身につけるバッグやアクセサリーなどがどんどん高価になって

2018年に大学のミスコンにも出場した経験があり、今回の一連の報道においても、一部ではその美貌に注目が集まっていた熊井ひとみ被告(26)に窃盗罪で実刑判決が下された。

東京地裁
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東京地裁は12月7日、高齢者2人を騙し、現金約410万円を引き出したとして、熊井被告に懲役2年の実刑判決を言い渡した。司法担当記者が解説する。

「熊井被告はフィリピンで詐欺の電話をする『かけ子』として、組織の犯罪行為に加担していました。今年5月の強制送還時には、共犯者で恋人の藤田海里被告(24)との子どもを妊娠しており、警視庁に逮捕されるもすぐに保釈されて出産。在宅で捜査を受けて裁判にも自宅から通って臨んでいました。一連の罪を認め、現在は老人ホームでのボランティアをしているという熊井被告の弁護側は、子育てもあることから実刑判決を回避しようとしましたが、叶いませんでした。判決が確定したら生後間もない子どもと離れ、刑務所で服役することになります」
 
安易な気持ちで闇バイトに応募し、刑務所行きとなった熊井被告の人生について振り返る。

熊井被告は東京都三鷹市出身。祖父は県議会議員を長年勤めるなどした名士で家庭環境には恵まれていた。地元の小中学校を卒業し、千代田区の高校に進学。高校卒業後は2年間の浪人を経て多摩美術大学に進学した。

「各大学の1年生が参加するフレッシュキャンパスコンテストに出場し、ファイナリストまで進みました。当時流行していた配信アプリでのライバー活動で投げ銭をもらったり、フォトスタジオでモデルの仕事をしたりと、その容姿をいかして少なくない金額を稼いでいた。友人らによると、ミスコン出場後から身につけるバッグやアクセサリーなどがどんどん高価になって垢抜けていったといいます」(前述の司法担当記者)

熊井被告(フレッシュキャンパスコンテストHPより ※現在は削除)
熊井被告(フレッシュキャンパスコンテストHPより ※現在は削除)

だが、一見、華やかに見えた生活は長くは続かず、転落のきっかけとなったのもこのミスコンだった。熊井被告はここで知り合った知人から“海外の短期アルバイト”に誘われた。これが闇バイトで熊井被告の人生を大きく変えることになる。「電話をかける仕事」と言われて「大丈夫なやつ?」と確認したが、知人から「父親の事業の関係」と答えられ、渡航を決断したという。