行き当たりばったり旅で四国に上陸。
まずは渦潮見物だ!

確たる目的地を定めず、ただ西へと進路をとって、行き当たりばったりで進む僕の“男一匹真冬の車中泊旅・ゴーウェスト編”。

出発から4日目(2023/1/16)の朝は、淡路島を抜けて大鳴門橋を渡っていた。
橋の上はとんでもない強風が吹きすさび、僕の非力な車中泊専用カー、スズキのエブリイちゃんを翻弄する。
狭い海峡を吹き抜ける風とは、こんなにも強いものなのか。
ハンドルを取られまくり、なかなかの恐怖体験だった。

不運続きの車中泊旅。鳴門の渦潮、直島、圓教寺……訪れた人気観光スポットが、ことごとくガラ空きだった理由_1
淡路島側から渡ってきた大鳴門橋
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四国の玄関口である、徳島県の鳴門市に来たのは初めてだ。
鳴門といえば、やっぱり渦潮は見ておかねばならぬ。

渦潮見物の拠点となる鳴門公園には午前10時過ぎに到着したが、渦潮は潮の満ち引き具合によって現れるため、今日は満潮時刻である12:50の前後1時間がピークだという潮見表が掲げられていた。

不運続きの車中泊旅。鳴門の渦潮、直島、圓教寺……訪れた人気観光スポットが、ことごとくガラ空きだった理由_2
あちこちに渦潮の“見頃時間”が掲げられていた

そこで、鳴門公園の展望台や大鳴門橋架橋記念館などを見学して時間をつぶしたのち、大鳴門橋下部に設けられた“渦の道”に向かった。
“渦の道”とは、渦潮を最適ポイントの真上から見られる観光用遊歩道だ。

ここから眺める渦潮は、大迫力のスペクタクル!!

不運続きの車中泊旅。鳴門の渦潮、直島、圓教寺……訪れた人気観光スポットが、ことごとくガラ空きだった理由_3
渦潮発生ポイントの真上を歩ける“渦の道”

……の、はずだったのだが。