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エンタメ 2022.04.10

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の衝撃で開眼したクラシック映画愛

本業の落語のみならず、映画や音楽など幅広いカルチャーに造詣が深い20歳の落語家・桂枝之進さん。自身が生まれる前に公開された2001年以前の作品を“クラシック映画”と位置づけ、Z世代の視点で新たな魅力を掘り起こす。

  • 桂枝之進
  • ロードショー編集部
  • #Z世代
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Z世代の落語家 桂枝之進のクラシック映画噺①

子供の頃のあだ名は「おじいちゃん」

流行は循環する。
ファッションのトレンドは20年周期とはよく聞く話で、SNS時代のフィルムライク、若手俳優のカバーする昭和の名曲も同様。「古い」とされているものにはいつだって一番新しくなる可能性が秘められているのだ。

かくいう自分も令和の時代に落語家というトラディショナルな肩書きでもって生きているため、よく「なぜ?」「どうして?」と投げかけられる。
しかし自分の中では落語が伝統的だとか古典的だと感じた瞬間は一度もないのだ。

物心ついた時から椅子の上に正座するのが一番楽な姿勢で、好きな食べ物はお新香、よく見ていたテレビ番組は相撲中継という子供だったので、周りから付けられたあだ名は「おじいちゃん」。
落語にも自然と興味を惹かれていった。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の衝撃で開眼したクラシック映画愛_a

アマチュア落語家「鯉鮎亭ボタン」として日本各地で公演を行っていた12歳の頃

しかしいざ落語家になってみると、周囲にあまりにも同世代が少ないことに驚いた。
「もしかして自分ってちょっと変わってる?」
という遅すぎる気付きと同時に、
「こんなに面白いものをみんなが知らないのはもったいない! もっと伝えたい!」
と思うようになった。
それから同世代のクリエイターと共に「Z落語」というチームを結成し、落語とクラブカルチャーをMIXしたイベントを主催したり、日本の文化を感じさせるアパレルブランドを立ち上げたりして今に至る。

落語以外のカルチャーも昔から古いものや流行の外側にあるものを掘るのが好きで、古本屋やレコードショップでジャケ買いしたり、往年の名作映画をデジタルリマスター版で上映する「午前十時の映画祭」に通い詰めたりしていた。

10歳で訪れたクラシック映画との出会い

そんな自分とクラシック映画(クラシック映画とは、自分が生まれる2001年以前に公開されたもの。時代を超えているからクラシックということで……!)との出会いは10歳の頃。
家族でユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ行くことになり、どうせなら題材になっている作品を全部見てから行こうという話に。
『ターミネーター』や『JAWS/ジョーズ』『バックドラフト』など、毎日DVDで映画を見ることになった。

その中で見た『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985/以下『BTTF』)に衝撃を受けて、クラシック映画の面白さ・奥深さを知ることになる。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の衝撃で開眼したクラシック映画愛_b

Everett Collection/アフロ

言わずと知れたSF映画・コメディ映画の傑作である『BTTF』。公開年の16年後に生まれた自分が当初持っていたイメージは、「ポスターとかで見たことある」。
ばったり遭遇して顔は知っているけど、名前が出てこない人くらいの解像度。
ところがこの薄い既視感をトリガーに、どんどん映画の世界へ入り込んでいった。

主人公のマーティ(マイケル・J・フォックス)がスケートボードで通学するシーンで主題歌『The Power of Love』が流れる疾走感、魅惑の深海パーティでマーティが演奏する『ジョニー・B・グッド』、僕の世代にとっては「どこかで聴いたことはあるけどよく知らない曲」がこんなシーンで使われていたのか! こんなにカッコよかったのか! と、パズルのピースがピタとハマるような場面が幾度となく出てくるのだ。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の衝撃で開眼したクラシック映画愛_c

Photofest/アフロ

ストーリーも最高で、爽快に回収される伏線の数々、『ドラえもん』並みにわかりやすいキャラクターメイキング、“車”をキーワードにさりげなく進むウィットに富んだ脚本など、シンプルながら奥行きのある内容にすっかり魅了されてしまった。
しばらくは、マーティに倣ってペプシばかり飲むくらいに。

クラシック映画はテーマパークよりテーマパーク!

それからというもの、地元神戸の垂水駅前に当時あった「エムズクラブ」というレンタルショップ(2017年に閉店した)に足繁く通い、中学生のお小遣いでも借りられた1本100円の旧作映画を中心に洋画邦画問わず様々な作品を貪るように見た。
そこには初めて見るからこその驚きが沢山あって、製作された時代は関係なくどれも新しかった。

自分の目から見たクラシック映画の数々は、音楽・ファッション・車など、当時のカルチャーが生き生きと詰め込まれていて、テーマパークよりテーマパークだったのだ。

今はレンタルショップに通わなくてもネフリ(Netflix)やアマプラ(Amazon Prime Video)で手軽に映画を見ることができる。
レコメンドに出てくる新作も面白いけれど、偏愛性をもって「まだ知らない」作品を発掘していきたい。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)
Back to the Future/上映時間:1時間56分/アメリカ

高校生のマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)は、近所に住む友人で科学者のエメット・ブラウン博士(通称ドク/クリストファー・ロイド)が開発中である、愛車デロリアンを改造したタイムマシンの実験を手伝うことに。ところが実験中に事故が起こり、マーティは一人1955年の世界にタイムスリップし、両親が恋に落ちるきっかけとなる出会いを邪魔してしまう。そのままではマーティが生まれず存在が消滅してしまうため、未来に戻る前になんとか両親の仲を取り持とうと奮闘する。スティーブン・スピルバーグが製作総指揮、ロバート・ゼメキスが監督を務め大ヒットを記録したSF映画。

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桂枝之進

かつら えだのしん

2001年神戸市生まれ。2017年1月 六代文枝一門三代目桂枝三郎に入門。2017年12月 天満天神繁昌亭「枝三郎六百席」にて初舞台。全国の寄席やイベント、メディア等で活動するほか、2020年、落語クリエイティブチーム「Z落語」を立ち上げ、渋谷を拠点にZ世代の視点で落語を再定義、発信するプロジェクトを主宰している。
最近見た映画は『RRR』(2022)。イギリス植民地時代のインドを舞台に、鋼の肉体と鉄の意志を持つふたりの男が命を燃やすアクション超大作。とにかくダイナミックでパワーの溢れる作品で、「インドすげー!」と思いながらあっという間の179分だった。

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ロードショー編集部

ろーどしょーへんしゅうぶ

1972年に創刊し、2008年に休刊となるまでの36年、多くの映画ファンから愛されていた 映画雑誌「ロードショー」。
現在も数多く届く復刊希望の声をうけ、集英社オンラインでは、映画に関する記事は「ロードショー」レーベルで発信します。
劇場で、配信やサブスクリプションでと、映画を作る環境も見る環境も多様化し、膨大な数の作品が作られている今だからこそ、本当に見たい映画を選び、より広く深く楽しむための情報や読みものを届けます。

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