『第三の男』(1949) The Third Man 上映時間:1時間44分/イギリス
監督:キャロル・リード
出演:ジョゼフ・コットン、オーソン・ウェルズ、アリダ・ヴァリ
これは私が高校生の頃に観た作品で、映画という芸術に本当の意味でハマった名作中の名作です。俳優はいいし、ストーリーももちろん面白い。カメラワークも何もかも、すべての要素が完璧で、“映画芸術はこういうものだ”と体現している。映画のよさを一身に集めている作品だと思います。
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『静かなる男』(1952) The Quiet Man 上映時間:2時間9分/アメリカ
監督:ジョン・フォード
出演:ジョン・ウェイン、モーリン・オハラ、バリー・フィッツジェラルド
西部劇の名監督として有名なジョン・フォードですが、彼は故郷のアイルランドを舞台にした映画も作ってきた人。これはその中の1本になります。生まれ故郷であるアイルランドの田舎に帰ってきたアイリッシュアメリカ人青年をジョン・ウェインが演じているのですが、映し出される景色も本当に素敵なんです。これも映画の中の映画って感じかな。この映画をきっかけに私、アイルランドまで実際に旅行に行っちゃいましたから。『第三の男』と『静かなる男』は、劇場で何遍観たかわからないくらい好きな映画です。
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『わが青春のマリアンヌ』(1955) Marianne de Ma Jeunesse 上映時間:1時間45分/フランス・ドイツ
監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
出演:マリアンヌ・ホルト、ピエール・ヴァネック
ドイツのハイリゲンシュタットという深い森の中にある寄宿学校の物語ですが、非常に素敵なお話なんです。ある少年が古い館で美しくミステリアスな少女に出会うのですが……あまり深く内容を説明するわけにはいかない映画です(笑)。とっても不思議でロマンティックなので、機会があればぜひ。
『大いなる西部』(1958) The Big Country 上映時間:2時間46分/アメリカ
監督:ウィリアム・ワイラー
出演:グレゴリー・ペック、チャールトン・ヘストン、ジーン・シモンズ
西部劇は世の中にいっぱいありますが、その中でも私はこの作品がとっても好き。ウィリアム・ワイラーという巨匠が作った大西部劇で、長いお話ですけどオールスターキャストで音楽もとてもいいんです。西部の雄大さをバックにグレゴリー・ペックとチャールトン・ヘストンが対決するのですが、ただバンバン撃ち合うんじゃなく情緒があるんです。そこがいいんですよね。
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