仕事のパーティーで出会った男性との恋に落ちて浮かれるサチ。
会社からの帰り道、産婦人科医院の前で見かけた同僚の友人が浮かべる微妙な表情も、帰宅した家で部活を辞めたとうつむく息子の表情も、浮かれ気分の彼女の目にはほとんど映ることはありません。
自分が落ち込んでいる時には、気持ちを察してくれない他人に対して恨めしく思っていたのに、いざ自分が舞い上がると周りが見えなくなってしまう。そして、自分が浮かれているのがわかっても止めることができない。冷静になんてなりたくない。そんな心情に心当たりがある人は少なくないはず。
“運命の彼“からメールが届くたびにスマホを手に取り、メールの文面を見てはニヤニヤしてしまうサチ。
「ああ…色ボケババア確定だ」
そんな自覚のあるサチは、離婚した元夫のことを思い出します。少し不安定なところがあって、深く沈んだかと思えば、急に陽気になったり……。そういう元夫の性格がサチは苦手でした。
元夫には感じたことのないときめき。サチにとって、それはまるで初恋のような気分でした。
エンタメ 2023.05.03
40代で初恋!? 取引先相手との何気ないメールのやりとりに心躍らせるシングルマザー。「恋がしたいとか、ましてや寂しいなんて気持ちじゃなくて…」(3)
バツイチ、子どもを育てながら誰かを信じることに疲れ切っていたある日、同じバツイチの男と運命的な恋に落ちてしまった…。しかし、そう思っていたのは私だけ…? 40歳を過ぎての恋、反抗期の息子、産婦人科に通う友人…「人を信じること」の意味を問いかける漫画『わたしが誰だかわかりましたか?』より冒頭をお届けする。
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40代で初恋!? 取引先相手との何気ないメールのやりとりに心躍らせるシングルマザー。
「恋がしたいとか、ましてや寂しいなんて気持ちじゃなくて…」(3)
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『わたしが誰だかわかりましたか?』(KADOKAWA)
やまもとりえ

2023年2月16日
1188円(税込)
単行本 192ページ
ISBN:
978-4046821805
バツイチ子持ちで、誰かを信じることに疲れ切っていたある日、同じバツイチの男と運命的な恋に落ちた。でも、そう思っていたのは私だけだった?
40歳を過ぎての恋、反抗期の息子、産婦人科に通う友人…平凡な物語はやがて、予想を覆す結末へ。
他人を信じるとは、信じた人に裏切られるとは何か。「人を信じること」の意味を問いかける、最後の1コマまで先の読めない衝撃のセミフィクション。
全ページフルカラーで描く、やまもとりえ渾身作。
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