#1 愛する文豪たちのエロティシズム「教科書なのに変態すぎない!? 文科省大丈夫!?」
#3 好きな男性のタイプは40代から50代の生活感のあるおじさん

「実践派読書家」としてエッチな体験を取材する日々

──「変態文学大学生」という肩書以外に「実践派読書家」を名乗られていますが、これはどういうものでしょうか?

「実践派読書家」とは、文学の中に登場する変態性を自分でやってみるということを指しています。私なりの変態文学の楽しみ方として「実践」を行って、文学の世界をより身近に感じることが目的です。

変態文学を読んで「このシーンはエッチだな」「これはすごく刺激的だ!」などと感じたり「小説の内容に書かれた感覚を知ってみたいな」と思ったりしたら、とにかく実践できる場所に赴いて体験してみます。

乳首ピアスにポールダンス…ポルノ映画館、乱交パーティにも潜入。変態文学大学生・吉行ゆきのが「実践派読書家」として作品世界を身をもって体験する理由_1
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──これまではどのような実践をされましたか?

例えば、谷崎潤一郎の『卍』という女性同士の恋愛物語があるのですが、これを読んで女の子との情事に興味が湧いてしまいました。内容があまりにすごすぎて「女の子との性行為がこんなにも神秘的なのか!」と驚きました。私のような異性以外に付き合ったことのない人間からすれば、女性同士の同性愛や性行為は男女のものとは別の感覚があるようにおぼえました。

そこで女同士の性の感覚を味わうには「実際に女の子としてみるしかない!」と思い、早速レズビアンのイベントに行ってきました。そこで出会った好みの女の子をお持ち帰りしました(笑)。