
櫻坂46増本綺良が語り尽くす爬虫類愛。ヤモリのペット「モリヤ」「アカネ」との幸せな暮らし「表情も触り心地も人間っぽくて好き」
人気アイドルグループ櫻坂46の中にあって奇想天外なキャラクターで異彩を放つ増本綺良(ますもと・きら)。人気上昇中の彼女は、大の爬虫類好きらしい……? 爬虫類の何が彼女を引きつけるのか。その魅力を存分に語ってもらった。
櫻坂46増本綺良インタビュー前編
トカゲやヘビを捕まえた幼少期
「爬虫類はずっと好き」

櫻坂46の増本綺良さん
――いつから爬虫類が好きになったんですか?
増本綺良(以下、同) 実家の庭で捕まえたトカゲとかを飼っていたので、子どもの頃からずっと好きです。
――自分で捕まえていたんですか⁉
玄関先にいたヤモリとかトカゲとか捕まえてました。手に乗せたり触れ合えるのが楽しくて。一時期、ヘビも飼ってました。
――え⁉ ヘビはまさか捕まえたわけじゃないですよね?
捕まえましたよ。というか「保護」です。その頃、飼っていた猫が庭にいたヘビを狙っていて、危ないと思って助けました。顔が小さかったんで噛まれても痛くないだろうと。子どもだから毒のこととかは考えてなかったです。


――いきなりぶっ飛んだ話ですね(笑)。実家は、野生の生き物が豊富な土地のようで。
兵庫県のかなり自然が豊かなところでした。野生のヘビが家の中に入ってきたりしてたので、生き物に対する耐性がついたんだと思います。
先輩の名前を借りた2匹のヤモリがペット
――現在、爬虫類は飼ってるんですか?
オレンジ色のヒョウモントカゲモドキというヤモリの仲間を飼ってます。1年半くらい前に行った爬虫類カフェで販売されていました。
人に慣れているのか、ジッと見つめると見返してくれるし触っても逃げなくて、ビビッときたので絶対連れて帰りたくなっちゃって。
店員さんに話を聞いてみると餌をあげる頻度も大人になったら4日に1回くらいでよかったり、飼育が初心者向けだったので、即購入しました。

ペットのアカネちゃんと増本さん
――1匹だけ?
もう1匹、同じヒョウモントカゲモドキがいます。
それぞれ名前は先輩(元櫻坂46守屋茜)の名前をお借りして「アカネ」ちゃんと「モリヤ」ちゃんです(笑)。2匹目のモリヤちゃんを飼い始めたのは1年前くらいかな。
アカネちゃんは私より立場が上という感じで「餌くれ!」ってあおってきますが、モリヤちゃんは素直じゃなくて、ご飯の準備をしてることに気づいてるけど、「別にお腹空いてないけど?」みたいな顔をしてきたりツンデレですね。
同じ種類でも性格が全然違うんですよ。

モリヤちゃん
ナメクジが苦手になった父親の珍事…
――飼っている爬虫類は2匹とも同じ種類とのことですが、他の種類を飼いたいとは思わなかったんですね。
やっぱり飼い方も違ってきちゃいますから。ヒョウモントカゲモドキは人工フードで育てられるのが大きいかもしれません。
――やっぱりコオロギなどの生きている虫が餌だとキツい?
冷凍コオロギならいいんですけど、生きたままだとコオロギがかわいそうで。昔、コオロギも飼ってたから感情移入しちゃうんです……。
――そっち!(笑)。虫も好きなんですね。
家の中にけっこう虫がいて(笑)。お姉ちゃんが虫の命を大事にしていて、家の中にゴキブリが出てお父さんが退治しようとしても、かくまってこっそり外に逃がしてあげてたんです。
それに影響されて私もゴキブリを見つけてもお父さんには教えないで逃がしてあげてたら、虫も好きになりました。

――今住んでいる部屋にゴキブリが出たとしても……?
逃がしますね。蚊もつぶしたことがないんです。ただ罰は与えなきゃいけないとは思ってるので、血を吸ったら1日透明なパックに閉じ込める“懲役”を与えて、刑期を終えたら逃がしてました。
――苦手な生き物はいなさそうですね。
いや、ナメクジは苦手です。子どもの頃に触ったら手がベタベタになっちゃって。あと、お父さんがイカの刺身と間違えて口に入れてしまったことがあって……それで苦手になりました。
爬虫類愛がメンバーにも「伝染」
――家族そろって面白い(笑)。櫻坂46で増本さん以外に爬虫類好きのメンバーはいますか?
去年の夏に爬虫類のイベントがあって、メンバーの大沼晶保に「一緒に行こうよ」と誘ってみました。断るのも申し訳ないと思ったのかついてきてくれたんですけど、ヘビが苦手みたいでずっと怯えてました。
でも、爬虫類好きのメンバーもいますよ。山﨑天さんはヘビ好きだし、森田ひかるさんとも爬虫類トークをします。メンバーの中で爬虫類を飼ってるのは私だけなので、この前2匹……ちゃうわ、ふたりが私のおうちに来て……。
――(笑)。
危ない危ない(笑)。それでふたりにモリヤちゃんとアカネちゃんを触ってもらったこともあります。
モリヤちゃんは森田さん家にホームステイしたこともありました。めっちゃ丁寧に育ててくれて、帰ってきたときひと回り大きくなってました。
天さんも爬虫類カフェに一緒に行ったときは「いつか絶対飼う」って言ってました。


「表情も触り心地も人間っぽくて好き」
――着実にメンバーに爬虫類愛が「伝染」してますね。飼ってみたい爬虫類はいますか?
ヒョウモントカゲモドキにもいろいろ柄があって、その中でもブラックナイトという真っ黒の子ですね。
育てていくうちに黄色味がかったり色が変わっちゃうこともあるんですけど、それはそれで雷みたいでカッコイイし、めちゃめちゃ飼いたいです。
ただ、ブラックナイトはレアで20万円くらいするんです。
――あらためて爬虫類の魅力を教えてください。
しっかりまばたきをするところです。それと、口を閉じてるときは口角が上がっててニコッと笑ってるように見えるんです。
それにプニプニした触り心地や、私の手の上を歩いてるときのしっかり踏みしめている足の感触もたまらない。表情も触り心地も人間っぽくて好きです。
――後編は増本さん自身についていろいろと伺いたいと思います!

取材・文/武松佑季
撮影/田中 亘
写真提供/櫻坂46
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