年金は日本が消滅しない限りもらえる

はじめに言っておきますが、年金制度はすぐに破綻する仕組みではありません。

なぜかというと、日本の年金システムは賦課(ふか)方式を採用しており、今の僕たちが支払う保険料が年金受給者にすぐに渡るような仕組みになっています。ですので、保険料を払う世代がいる限り年金制度は維持されるので、自分が日本最後の世代でない限り年金は受け取れます。

ちなみに「賦課方式」と別に「積立方式」という方法もありますが、多くの先進国は基本的に賦課方式を採用しています。

また、日本の年金システムは賦課方式を採用しているといいましたが、少し積立金も保有しています。この積立金を運用しているのがGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)です。
この積立金の運用リターンがマイナスになるとよくニュースになりますが、トータル(2001年〜2021年)で見れば年率3.69%のプラスリターンとなっています。

もっといえば、この積立金は賦課方式の年金制度のバッファのような役割なので、積立金の運用がダメになったから年金が破綻するといったものではありません。