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「絶対に勝てない相手」に勝手にライバル心をもつ

デビュー前、大阪のアマチュアバンド時代の僕らは、ジェラシーの塊(笑) でした。

大阪のアマチュア界ではある程度有名になっていましたが、「東京」への嫉妬と敵対心で満ちあふれていたんです。

「俺らよりも下手やのに」
「たいしたルックスでもないのに」

そんなふうに思っていたバンドが、人気雑誌に載っているのを見ると悔しい。

「たいしたことない」と思っていたバンドなのに、深夜のテレビ番組などで特集が組まれると、日本青年館ホールや渋谷公会堂でのライブがすぐ決まっていきます。

「東京にいたら、俺らもさっさとスターになっているはずなのに」などと、言い訳めいたジェラシーの塊で生きていました。

嫉妬や愚痴ばかりの僕らでしたが、時には「圧倒的な才能」を目の当たりにすることもありました。

「いまの自分では絶対に敵わない相手」 を前にすれば、それまで愚痴っていた「東京だからええよな」「俺らだって、もっとやれるのに」という感情が吹き飛びます。

そして 「もっと頑張らな!」 と思えました。

ここからは、僕が「敵わない」と思った存在について、少しだけ語らせてください。

凡人が天才に勝つために必要な「ライバル」の存在。つんく♂が「圧倒的な力の差を見せつけられた」とする大物アーティストとは?_1
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