
「いつか日テレイベコンの制服をプロデュースしたい」「おしゃれ番長・郡司アナから着こなしアドバイスも」日本テレビのファッションブランド、Audire。コアメンバー杉原凜アナの挑戦
日本テレビが手掛ける本格的なファッションブランド「Audire(アウディーレ)」。プロジェクトに参加する同局の杉原凜アナウンサーに話を聞いた。
日本テレビのアパレルブランド「Audire」。杉原凜アナウンサーもコアメンバーとして参加している。なぜ彼女がプロジェクトに参加したのか、実際にどのような仕事をしているのかを聞いた。

生地選びから広報活動まで担当業務は多岐にわたる
──「Audire」のメンバーとして、具体的にどのようなことをされているのでしょうか?
私はコアメンバーの1人として携わっています。例えば、Audireの服の中で気に入っている点や、こだわった点を一人でも多くの方に伝えるために、服を着て写真を撮ったり、インスタライブに参加したりしています。
先日は、このプロジェクトの起案者である先輩の郡司恭子アナと一緒に、生地選びのために生地屋さんまで行きました。
そのときは、ワンピースなどの生地を選んでいたのですが、実際に着用したときの着心地の良さや、作りたい服のイメージに合うかどうかを考えつつ、生地を探しました。これまで経験したことがなかったので、とても新鮮な体験でしたね。
──デザインだけじゃなくて、生地選びまでされるんですね?
そうなんですよ! 今までのアナウンサー業務ではできなかったことを経験させてもらっています。
定期的に会議にも参加して、商品開発や広報活動など、多岐にわたる業務をしています。
会議では、こだわりたいディテールの話や、仕事やオフの日など様々な場面を想像しながら気になる部分を議論し、私も積極的に意見を出しています。
2月に日本テレビの社屋で展示会を開催したのですが、その時に会場で使用するパーテーションの手配など、社内の事務的な作業も行っていますね。
──本当に一から十まで全ての業務をアナウンサーチームでやっているんですね。
今後はもし可能なら、商談にも出席してみたいです。
Audireのあらゆる業務が、アナウンサー業にも活きてくると思っていますので、できるだけチャレンジしていきたいなと思っています。
──プロジェクトに参加したきっかけは何だったのでしょう?
郡司アナがアパレル関係の企画書を出していたことは知っていて、「日本テレビがアパレル事業に参入する」とはどういうことなんだろうと最初から興味を持っていました。
それで立ち上げ人の郡司アナに声をかけてもらい、元々ファッションも好きだったので、視野を広げたいという思いから、このプロジェクトに参加することに決めました。


企画したアイテムが
展示会で評価されたことが嬉しい
──約半年間携わってきて、印象深い出来事を教えてください。
これまでは生地の選定や会議への参加などを通じて、商品開発に関わっていました。
でも展示会に来ていただいたお客様と直接お話ができたことで、自分たちのこだわって作った商品が実際に受け入れられているのだな、と嬉しかったですね。
──展示会は盛り上がったそうですね。
日本テレビの社屋での展示会だったので、社員が男女関係なく足を運んでくれたのが嬉しかったです。
新しいことを企画してチャレンジする人を全力で応援するという社風があるので、Audireを会社全体でサポートしてくれていると感じました。
──温かくて素敵な社風です。
社員だけでなく、展示会に来てくださった方々から、感想やフィードバックが多く寄せられて、シルエットがキレイという点が好評でしたね。
今日着ているブラウスも、シルエットが綺麗に見え、肩の部分が丸みを帯びて上品に見える、といったポイントが、お客様に好評でした。
こういったデザインは、会議で話し合って生まれたものなので、実際に褒めていただけるととても嬉しいですね。
──今シーズンの一押しアイテムは?
今日着てきた、このブラウスですね(笑)。いまは細いリボンをつけているのですが、取り外しが可能で、太いリボンも付属でついていて選べます。リボンをつけずにシンプルに着ることもできます。
さらに、ボタンを隠したり出したりすることもできるので、キレイめに着たり、カジュアルなアイテムと合わせたり、幅広く着こなせます。1つのアイテムで何パターンも着こなせるのが気に入っています。
このブラウス1つで、やわらかい雰囲気にもカチッとした雰囲気にもできるので本当にオススメです。

郡司アナから着こなしのアドバイス!
──リーダーの郡司アナウンサーとはどんなやり取りをされているのですか?
プライベートでも食事に行ったりショッピングをしたりするほど普段から仲良くしてもらっています。郡司アナは日本テレビの“おしゃれ番長”なので、服のアドバイスはよくもらっています(笑)。
たとえば、「杉原はイエベだから、この色のアイテムが似合うよ」など、ファッションの合わせ方のコツを教えてもらって、それをすぐに実践していますね。
──仲が良い様子が伝わってきます(笑)。
仕事面では、郡司アナはゴルフの実況をしていて、私は駅伝の実況を担当しているので、実況中継のアドバイスをもらっています。
女性アナウンサーでスポーツの実況を担当する人はまだまだ少ないので「一緒に頑張ろうね」と励ましてもらっています。
──今後、Audireで成し遂げていきたいことはありますか?
『しゃべくり007』や日本テレビの番組によく出てくる、赤いジャケットを着ている人わかりますか?
──そういえば、よくお見かけします。
彼女たちは、「日テレイベコン」と言いまして、さまざまな番組のアシスタントやイベントのサポートをする学生アルバイトなのです。私も大学4年間ずっとやっていました。
その日テレイベコンの制服を、いつかAudireでプロデュースしてみたいと思っています。
既に制服が何種類もあるのですが、実際に4年間着ていた私ならではの視点を活かして、Audire仕様の魅力的な制服を作りたいです。
──杉原さんならではの視点ですね。
本当に学びが多く、楽しい業務に携わることができて、とても幸せです。Audireのプロジェクトを通して学んだことを活かして、日々の業務に役立てていきたいです。

取材・文/佐々木隆宣 撮影/峠雄三 ヘア&メイク/尾古夢月
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