党勢低迷…蓮舫氏人気の衰えで白羽の矢が立った「大物新人」
「岸田政権は、子どもファーストではなく、『防衛費倍増ファースト』 『防衛増税ファースト』の『子ども政策後回し政権』です!」
1月25日、衆院本会議の代表質問で、立憲民主党の女性議員が声を張り上げた。「そうだー!」と沸く議場の視線を集めるこの女性は、1期生の大築紅葉氏。安住淳国会対策委員長からも「大物新人」と太鼓判を押される存在だ。
全国紙政治部デスクが解説する。
「本会議で総理に直接、政治姿勢や政策課題を問いただす代表質問は、党首や幹事長クラスが行うのが通例。1期生での起用は異例ですが、子育て中の若手女性議員を登壇させることで、党のイメージアップを図る立憲の戦略です」
このところ、立憲は党勢低迷が続き、1月中旬に実施された時事通信の世論調査では、政党支持率が2.5%にまで落ち込んだ。野党第一党にもかかわらず、維新や公明をも下回る状況に、党内からは「いつまで党がもつのか」と悲鳴も聞こえる。
党が重要視してきたジェンダー平等、女性議員の活躍という面でも、難局が続く。
「かつて参院選東京選挙区でトップ当選するなど、抜群の知名度と人気を誇っていた蓮舫氏は、2022年の参院選で4回目の当選を果たすも4位。最近では泉健太代表を公然と批判することで話題になっていますが、かつての勢いはありません。
それもあって立憲は以前の蓮舫氏や辻元清美氏のような、党の看板となる次世代の女性議員を育てたいのです」(全国紙政治部記者)