メラノーマは足の裏にできやすい

皮膚がんは、人の目から見えやすい場所にあるため、他のがんと比べると比較的早期発見しやすいものです。
早期発見し、早期に治療、手術などすれば完治する可能性が高いがんと言われています。
ただし、皮膚がんにはさまざまな種類や症状があります。
中でも悪性黒色腫、メラノーマと言われている非常に悪性な皮膚がんは、色が黒くほくろのように見えてしまうことがあるので危険です。
メラノーマは皮膚の色素であるメラニンの工場の役割を果たしているメラノサイトが「がん化」してしまうものです。
がん化したメラノサイトからメラニン色素を多量に産出し黒くなることが多く、ほくろっぽく見えるのです。
メラノーマとほくろはかなり見分けがつきにくいので、定期的にチェックが必要になります。

まず、一番はじめにやってほしいことは足の裏をチェックすることです。
なぜならメラノーマの25%が足の裏にできるからです。
メラノーマの原因に紫外線を浴びすぎるということがありますが、そのほかに遺伝も原因として挙げられます。
日に当たらない足の裏にメラノーマがなぜできるのか、まだわかっていないのですが、もしかしたら足の裏への刺激などの影響かもしれません。


ですが、足の裏にほくろが見つかった人、あるいは体のどこかに気になるほくろがある人がみんなメラノーマか?ということではありません。
メラノーマかどうかは色、形、大きさなどからセルフチェックの仕方があり、「ABCDE」サインと呼ばれている特徴をつかむことがポイントになります。
それぞれのサインを確認しつつ、メラノーマを警戒しなくてはならないほくろがないかをチェックしましょう。

左右非対称、色が濃淡に、直径6㎜以上…… ほくろに現れる皮膚がんのサイン_01
足の裏にほくろができていないか、定期的にチェックを
すべての画像を見る