焼きいも菓子トリビア〜おさつスナック編〜

トリビア1. おさつスナックの独特の形は「原料を無駄なく使うため」

「おさつスナック」の登場は1981年。今年で41年目となる、カルビーのロングセラー商品のひとつだ。

「おさつスナック」で印象的なのが、その形だ。上下に“ツノ”のようなものがある、少し丸みのあるかわいらしい形状で、ポテトチップスのような楕円形とは大きく異なる。さつまいもの葉を模した形状の、現在の形になったのは2003年から。

販売当初から「さつまいもの葉をイメージしたデザイン」という点は変わっていないが、2002年までの「おさつスナック」は“栗”のように、上だけがツノのように尖った形をしていたのだという。

「おさつスナック」にはなぜツノがある?「さつまりこ」はさつまいも味じゃなかった?“焼きいも菓子”トリビア5選_1
おさつスナックの特徴的な“ツノ”は、以前は上だけだった(画像:カルビー提供)
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現在の形に変化した背景には、「原料を無駄なく使うため」というSDGsな目的もある。

「おさつスナック」は、シート状の生地を型抜きしてつくっているため、栗のような形に型を抜くよりも、ジグソーパズルのように組み合わせて型抜きするように工夫することで生地をより無駄なく使えることがわかり、現在の形になったのだという。