歌を気持ちよく歌う呼吸法をレクチャー!

さて、ここからは映画にちなんで、歌うことが大好きでヨガの指導もしている仁平さんから、歌を歌う上でとても大切なおなかをトレーニングするための呼吸法を紹介します。

『愛情に包まれたい人必見!『コーダ あいのうた』b

1.まずは楽な姿勢で座ります。おしりを左右に軽くゆすり、坐骨をマット(椅子であれば座面)に立てます。
※坐骨はおしりをゆするとゴリゴリとあたる骨盤の下部分の骨です。
写真のような安楽座が苦手な方は椅子に座って行ってもOK

2.肛門の5㎜ほど前から頭頂の百会(ひゃくえ)の位置(鼻の真ん中と耳の付け根を頭頂に向かって上っていて交わる部分)まで1本の軸が通ったように意識し、百会が天井から吊られるようにイメージして座りましょう。(おなかをつぶさず、かといって前につきだしすぎず、背骨がやさしいS字カーブを描くように)

3.お腹に手を当て吐く息に意識を向け、ゆっくり8秒くらいかけて吐きましょう。このときにできるだけおなじペースでおなかが凹んでいくようにするのが、高い音や低い音を出したり声量をあげていくときに支えてくれるお腹を作っていくためのポイントです。吸う息は自然に、秒数はカウントせずに気持ちよく吸い(だいたい2~4秒程度)、5呼吸~10呼吸ほど続けます。

歌うことが好きな方だけでなく、テレワーク等で会話する機会が減っている方もお腹のケアのためにぜひ実践してみてくださいね。