頓知気さきな インタビュー前編
今年4月に『頓知気さきな CONCEPT Collaboration Photo Book』(KADOKAWA)を発売した頓知気さきな。これは、いわゆるグラビアを愛する彼女が、新津保建秀や桑島智輝といったグラビア界を代表するフォトグラファー5名を指名し、コラボレーションした写真集だ。
この写真集の発売にあたって頓知気は、「河合奈保子をモデルにデブエットをした」とコメント。2021年発売のファースト写真集『ときめきヒロイン』(集英社)でも1980年代の写真集の衣装を再現するなど、80年代女性アイドルのグラビアへの愛を発揮している。
自身は2000年生まれながら、彼女が感じている“レトログラビア”の魅力とは何なのか、聞いてみた。
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顔があまりにかわいくて、誰だこれは!
――グラビアを好きになった経緯は?
頓知気さきな(以下、同) もともと女の子も写真も好きだったので、自然とグラビアを見るようになりました。昭和のアイドルの存在に惹かれ始めたのは高校生くらいです。Pinterest(ピンタレスト)とかで好きな画像をまとめたりするのをよくやっていて、関連に昭和のアイドルの画像が出てくるんですよ。なんかこの子かわいいな、いいな、って思って調べてみたら、松田聖子さんだったのが最初ですね。
――現代っぽい入りですね。
そうですね(笑)。調べ出すとどんどん「おすすめ」に出てくるみたいな。特に好きなアイドルとして挙げている南野陽子さんや斉藤由貴さんもそうやってたどり着きました。
――サジェストされる画像を見て、その女性のどんなところが気になって調べるんですか?
かわいらしい雰囲気やオーラです。誰だこれは!って調べてました。本当に全員かわいい。時代を問わないかわいさですよね。