iPhoneのラインアップ構成が変わる?
現行の最新iPhoneシリーズは、5.4インチのiPhone 13 mini、6.1インチのiPhone 13、6.1インチのiPhone 13 Pro、6.7インチのiPhone 13 Pro Maxの4モデルで構成されている。これに加えて、廉価版のiPhone SE(第3世代)、併売されているiPhone 12 mini、iPhone 12、iPhone 11を加えた合計8モデルが、本稿執筆時点で購入できるiPhoneのラインナップだ。
「Pro」モデルではないiPhoneは、iPhone 12シリーズ以来、5.4インチと6.1インチの2サイズで展開されていた。しかし今回、5.4インチの「mini」モデルがラインナップから姿を消すと予測されている。
「mini」シリーズは、筐体サイズが小さいことから手に馴染む上、価格が最も抑えられており、iPhoneの入門機的な位置付けとなることが期待されていた。しかし、Apple自身が決算発表の際に認めたことがある通り、現在はより大きなサイズを購入するユーザーが増加している。実際「mini」については、モデル存続を危ぶむ声が、2020年からすでに囁かれていた。
モデル構成の変更について、考えられる原因としては「バッテリー性能とカメラ性能」にある。Appleはスマートフォンの基礎的な性能としてバッテリーとカメラを挙げているが、「mini」モデルではその方針を叶えることができなくなっている。そしてそれは、「mini」モデルの筐体面積が小さいことに起因している。