⑤ 新しくて画期的なサービスでなければならない
「他の人と同じではダメだ」
「何か新しくて画期的な商品を提供しなければならない」
と考える人もいます。
すでにあるビジネスを真似しても価値がないと思っているのです。しかし、そんな画期的なアイデアが思い浮かぶことはまれです。考え続けて何年も経ってしまうことになりかねません。自分の力でお金を生み出している人の多くは、それほど画期的なことをしているわけではありません。Kさんのしているライターの仕事などは本当に昔から存在します。
もちろん、その人なりのオリジナリティはありますが、まったく誰もやっていないサービスをしているということではありません。そこまで新しくもなく画期的でないことであっても、ちゃんとお金を生み出しているのです。
⑥ 知らないことだらけで勉強しなければならない
多くの人は、知らないことがあることに恐怖を感じます。完ぺきでなければならない、間違ってはいけないと思ってしまうのです。
「知らないことがたくさんあるのに、このサービスを提供して良いのだろうか?」
「質問されて答えられなかったら幻滅されてしまうのではないか?」
と心配になって、あれもこれも勉強しておかないと落ち着きません。
次から次へといろんな本が出版されるし、いろんな手法が発表されます。それらをすべて学ばなければならないと必死になりますが、世の中の情報のスピードには追いつけません。しかし、お金を生み出している人たちが、自分の業界のことをすべて知っているかというと、そんなことはありません。
ITの最新事情を知らなかったり、知らない英単語があったりするわけですが、それでも支障なくお金を生み出しているのです。
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日本型組織のドミノ崩壊はなぜ始まったのか #5