第1位:『ムカデ人間2』(2011年)

鳥肌不可避! 映画史に残る残虐変態アウトローな「やばい奴」ベスト5_5
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最後に『ムカデ人間2』(2011年)の主人公、マーティンをご紹介しよう。

そもそも〝ムカデ人間〟とは、「人間の口を別の人間の肛門とつなぎ合わせ、一個体のムカデのようにする」というアイデアから生まれた大人気ホラー映画シリーズ。そして『ムカデ人間2』の内容は、「一作目の『ムカデ人間』(2010年)を鑑賞し、悪い影響を受けてしまった一般人の主人公が、見様見真似でムカデ人間を作ろうと一念発起する」というもの。

所詮はファンボーイの真似事であるがゆえに、麻酔の類いは用いられず、主人公マーティンの施術も雑。哀れムカデ人間の材料として捕らえられた犠牲者たちは、血と排泄物にまみれ、地獄の苦しみを味わい続けることになる。

そんな壮絶な手作りムカデ人間を前にして、マーティンはキャッキャキャッキャと大喜び。彼も映画そのものの内容も色々とぶっ飛んでいる。なお本作は基本的に白黒映画として作られているが、排泄物のみ、モノクロでなく茶色に着色されている。

どこまでも〝やばい〟映画である。

以上、5人の〝やばい奴〟だ。読者の皆様は、くれぐれも彼らの真似をしないようご注意願いたい。

文/知的風ハット