第3位:『ネクロマンティック』(1987年)

鳥肌不可避! 映画史に残る残虐変態アウトローな「やばい奴」ベスト5_3

続いてドイツが誇る猟奇的エログロ映画、『ネクロマンティック』(1987年)に登場する、ロベルトの名を挙げておこう。

死体清掃業に従事するロベルトは、〝ネクロフィリア〟すなわち死体愛好家。

単なる性的嗜好に留まらず、度々死体の断片を持ち帰っては、こっそりコレクションするなどの猟奇的行動が見え隠れする点が困ったもの。そしてある日、たまたま道端に転がっていた五体満足な状態の死体を見つけてしまったときから、彼の奇行はエスカレートする。早速死体を回収したロベルトは、ガールフレンドと共に、死体との情事を決行。当然相手は死体であるがゆえに、肉は黒ずみ腐り落ち、無残な有様なのだが、しかし彼はお構いなし。

腐敗臭も凄まじいであろう死体を相手に、リビドーを発散し続けるロベルトの姿は、その後の破滅的結末も含めて圧巻。ガールフレンド共々、どう見ても〝やばい奴〟である。ちなみに同作、『ネクロマンティック2』(1987年)という続編が存在する。