ハマるポイント2:“婚活”を軸に繰り広げられる爽快バトルアクション

下呂にピンチを救ってもらい、彼の婚活を手伝うことを決意した城崎。

まずは婚活パーティーやマッチングアプリなど、一般的な婚活方法を提案するが、女性が苦手な下呂にとって、それは至難の技だった。

そこで城崎は、自分をピンチから救ってくれた下呂の魅力を引き出す方法が“人助け”であることに気づく。

婚活パーティーやマッチングアプリで結婚相手を探すよりも「人質を救出したり、容認を警護する中で相手に好意を抱かせる」ことが何よりの得策だと考え、女の子を助けて好感度を上げて意識させ、大切な人になってもらう『王子様作戦』を提案するのだ。

怒涛の逆張り展開が話題。少年ジャンプ+に連載中の“婚活バトルストーリー” 『マリッジトキシン』がアツい_4
第3話 29ページ/下呂に『王子様作戦』を提案する

相手を助けて好きになってもらうことが目的の下心満載な“ヒーロー”への道。この婚活を軸にして敵と対峙していくことが、これまでになかったおもしろさを生んでいく。

例えば、闇社会の仕事を募集しているサイトを通じて『王子様作戦』の狙いである“人助け”をすることになる下呂と城崎。そこで最初に受けた「敵のアジトに侵入して、組織のボスである女性を救い出す」という依頼の際、下呂は事前にターゲットである女性の“好み”を確認する。

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4話 10ページ/救出相手の事前にタイプを確認

一見ヒーローらしからぬ行動のように思えるが、一度スイッチが入れば、ターゲットを助けるために、敵に立ち向かっていく下呂のひたむきさは本物。

自分を救うヒーローのような存在として登場する下呂の存在は、ものすごくカッコよく、読んでいて思わずドキッとしてしまう。

城崎の狙い通り、『王子様作戦』のターゲットに選ばれたら、間違いなく好感度は爆上がりするだろう。

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また、高い作画力と、迫力のある画面の見せ方、ユニークなキャラクターたちの登場により、ワクワクさせられるようなバトルシーンが実現しているのも注目だ。

これらが合わさったことで、前代未聞の設定、“婚活バトルアクション”としての期待を裏切らぬおもしろさとなっている。

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ジャンプらしからぬ“婚活”と、ジャンプらしい“ヒーローバトル”。その両方がブレることなく共存しているところが、本作にハマってしまう大きな要因だろう。