投資の大原則は絶対にお忘れなく

Q 他に押さえておくべきアメリカの指標はありますか?

アメリカの重要な指標としてNASDAQ100もあります。NASDAQとは上場する市場のことです。アメリカを代表する約3000社が上場しており、時価総額の加重平均を「NASDAQ 総合指数」と呼びます。アメリカ代表3000 社の中からさらにエースだけを厳選した、時価総額の上位100社で構成されるエリート指数がNASDAQ100です。GAFAMの比重が上がります。特にApple、Microsoftの比重が非常に大きいです。

「S&P500の投資信託より、もっとハイリスクハイリターンを狙いたい!」という方は、「楽天レバレッジNASDAQ-100(愛称:レバナス)」をご覧ください。これは NASDAQ100 の上げ下げの2倍の動きをします。これからアメリカ株が上がり続けるにつれ、皆さまは YouTube等のSNSで「レバナスを買え!」と目にする機会が必ず増えることでしょう。

筆者個人的にはレバナスを買うよりも、個別株でAppleとMicrosoftを買えば良いんじゃないかと考えます。そして半導体の領域はSOXLという3倍の動きをする半導体ETFで補完する手法を私は行っています(投資は自己責任でお願いします)。
※100社の各企業の影響度を知りたい方は「NASDAQ slickcharts」で検索をしてください。Weight の数字を見れば一目瞭然です。特にAppleとMicrosoftの比率が大きいことが分かります。

※本稿に記載されている数字は2021年12月末の執筆時点のものです。個別株や投資信託の具体的な銘柄を紹介していますが、買い煽りをするつもりはありません。株価は必ず上下する生き物です。
「余裕資金の範囲で投資をする」
「時間分散をして少額でコツコツ買う」
「一度買ったら 20 年は売らずに長期保有する」
という投資の大原則は絶対に忘れてはいけません。皆さまが投資をする際は自己責任でお願いします。

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