大学野球で物議を醸した“バット投げ”

――バット投げについて、江本さんはどう思われますか?

やっぱりマナー的にいかんね。野球でなぜガッツポーズをしちゃいけないのかといったら、それは相手へのリスペクトに欠けるから。昔はホームラン打ってガッツポーズなんかしたら、「侮辱された」と次の打席で報復デッドボールがあったもんだよ。

――江本さんも報復したことが……?

俺の前でそんなことするやつはいない(笑)。

――それもそうですね(笑)。しかし、バット投げはカッコイイですし、今流行ってますよね。

まず道具を大事にしないといかん。お前そのバットのおかげで打てたんだろと。まぁ、俺も現役時代、グローブ叩きつけて降板してる姿がしっかり写真に残ってるから人のこと言えないけど(笑)。

――(笑)。

「去年、六大学野球で始球式をやらせてもらったんだけど、小宮山はしっかりと挨拶に来た。知らん顔するプロ野球の現場の連中とはえらい違いだ」
「去年、六大学野球で始球式をやらせてもらったんだけど、小宮山はしっかりと挨拶に来た。知らん顔するプロ野球の現場の連中とはえらい違いだ」
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とにかく、相手に対する敬意は大事にしないと。相撲なんていい例じゃない。負けた力士が本来ならそのまま帰りたいところ、もう一度土俵に上がって相手に対して一礼するんだよ。そのくらい勝負事ってのは相手あってのものなんだから。

――バット投げといえば大谷翔平。今シーズンは故障にも悩まされて主要タイトルは無冠に終わってしまいました。

大谷ももう32(歳)。そろそろバッターにしろピッチャーにしろ、専念したほうがいいわね。みんなも十分二刀流を見たんだから、もういいでしょ。

――MLBの話ですと、ホワイトソックスの村上宗隆は故障離脱しながらルーキーイヤーで35号。ただ、三振数はアリーグ3位の196と課題も残りました。

打率も2割そこそこ(.207)でしょ? 来年は研究されるからホームランも出にくくなる。そういうときにヒットも出てないとフォームを崩してしまうから、もう少し確実性がほしいわね。

これでスランプに陥って、気がついたらソフトバンクにいた……なんてことは本当にやめてもらいたいよ。

――次回はポストシーズンと1年の総括をお願いします!

取材・文/武松佑季

写真/村上庄吾