加速する逆転現象の中に、新たな光も
──この数年で、世の中の変化を強く感じます。世界情勢や経済などの大きなテーマから、私たちのライフスタイルまで、さまざまなことが大きく変化していて、先の見えない時代が続いています。
2020年のグレートコンジャンクション(土星と木星の合)を境に、時代は約200年単位での“大きな曲がり角”に突入しました。いわゆる“風の時代”の始まりです。そこからの数年間は、まるで別の世界へ向かう助走期間のようにじわじわと景色が変わっていきましたが、2025年に角を曲がり切り、その先にある世界が見え始めてからの変化はどんどん加速している気がします。キャッシュレス決済が当たり前になり、AIが日常に入り込む──。
──特にAIの進化には驚かされます。
AIの一般化で、人々の価値観や世の中の仕組みが一気に変わりました。生活は便利になりましたが、AIに依存することが急速に増えている。これまでは人間が機械を操作してきたけど、機械が人間を操作するという逆転が起こっているようにも感じます。
実はこのような逆転は、「破壊と再生」の星・冥王星が、「平等、テクノロジー」を象徴する水瓶座(風の星座)に滞在している間に起こりやすい。冥王星が12星座を一周するのには約250年かかり、ひとつの星座には約20年間滞在するのですが、前回の水瓶座・冥王星時代にはフランス革命が起きて、貴族から市民へと権力が移りました。冥王星は2024年11月に水瓶座へ移動していますが、今回の逆転は、人間と機械の関係ではないかと思っています。機械と人、それぞれの役割をどう区分けするのかは、これからの大きなテーマになりそうです。
──まるでSFのようですね。混沌とした時代は、まだ続くのでしょうか?
2026年もまだ時代の揺れはあるものの、これまで見えなかったものに光が当たり、闇が晴れていく動きもあります。世界中で、これまで水面下で行われていた利権争い、古い仕組みの歪みが、次々と表面化していて、“隠されていた構造”が暴かれているように見えます。
2026年は「オリエンタル占星術」では「星宿」で、遠いところに“目指すべきもの”がぼんやりと見え始める年でした。60年で運気が一巡する干支は「丙午」で、隠れていたものが照らし出される一方、明るい兆しも生まれるようにも感じます。さらに西洋占星術でも、すでに土星、天王星、海王星と、影響力のある星が次々と星座の移動を終え、次のタームに入っています。
つまり、東洋・西洋の占い共に、「世界はすでに新しい方向へ走り出している」と告げているのです。今起きているさまざまな変化や争いは“新たな始まりに向かうための揺れ”ではないかと、私は考えています。














