「ごみ箱が減り、マナーを守りにくくなった面も」
一方で、Cさんはごみ箱そのものが減ってきたことにも目を向ける。
「昔は今よりゴミ箱が多く、コンビニの店外にも置かれていました。利用する側もルールを守り、ペットボトルとふたを分けたり、中身を捨ててから入れたりしていたんです。その後テロ対策やコロナなどで騒がれた時期にゴミ箱が減って、捨てる場所が減り、規制ばかりが強くなったことで、かえってマナーを守りにくくなっている部分もあるのかもしれません」
店と客の間でも、ごみを誰が片付けるかを意識するようになった。センター街近くの飲食店で3年近く働く20代の女性Dさんは、店内で出たごみは片付けるが、それ以外は客に任せているという。
「とくにタバコについて意識がかわりました。店には灰皿も置いていないので、喫煙場所を聞かれたら喫煙所を案内していますが、店のそばにある自動販売機の隙間などで、勝手に吸う人がほとんどです。ポイ捨てや路上喫煙で罰金を科されても店では責任を負えないので、サービス以外のことは『自己責任でお願いします』と、こちらから伝えるようになりました」
雨のシルバーウィーク最終日にも、ごみがあふれていた渋谷。ハロウィーンに多くの人が訪れれば、ごみ箱も取り締まりも改めて注目されるだろう。
ただ、前出のCさんが掃除を続けてきたのは、イベントの翌朝だけではない。街がいつもの一日に戻った後も、ごみは出る。その片付けを誰が担うのかという問題は残っている。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













