「仏壇のおりんは純金で高く売れるから探したほうがいいよ」
事件が起きたのは、今年2月2日午後8時ごろ。木村容疑者は当時、勤務先の高校に通っていた少年2人とともに、大島町の70代男性宅に侵入し、金品を盗もうとした疑いがある。
社会部記者が説明する。
「伊豆大島では、2025年4月から今年2月にかけて、同じ高校の生徒らによる空き巣事件が相次いでいました。今回を含め少なくとも8件あり、警視庁は卒業生や在校生の少年計6人を窃盗などの疑いで逮捕しています。3人は空き家だと思っていたが、男性は在宅しており、何も盗らずに立ち去ったといいます」。
捜査の過程では、生徒らと木村容疑者との関係も明らかになってきた。
「少年の一人は、『自分から空き家に入ろうと先生を誘った。嫌がる様子もなく乗り気だった』と供述しています。木村容疑者は生徒らに、『仏壇のおりんは純金で高く売れるから、探したほうがいいよ』と話したほか、生徒が金の指輪を見せると、『本物っぽいな。今週東京に出るから査定してもらおうか』などと話していたとされています。
また、木村容疑者は、生徒らが以前から空き家などに侵入して物を盗んでいたことを知っていた可能性が高く『生徒たちが前々から廃墟に侵入して物を盗んでいることを聞いていて、私自身、肝試し的な感覚で興味があったのでついていきました』とも供述している」
一部報道によると、生徒にタバコを買い与えていたという木村容疑者。空き巣事件8件のうち2件で木村容疑者が関わったとみられているが、2月2日の事件については「車庫のようなところには入ったが、室内に入った記憶はない」と話し、容疑を一部否認している。
学校側が空き巣をめぐる噂を把握したのは4月ごろだった。木村容疑者の逮捕を受け、16日午後6時半から開かれた保護者説明会について、同校の副校長がこう明かす。
「島なので、窃盗に関するはっきりしない噂は結構あったようです。保護者の方は報道に驚いていましたが、特に混乱したり、学校への強い指摘が出たりすることはなく、淡々と進みました」
副校長自身も住民として、昨年末ごろから「空き巣注意」のチラシやLINEでの注意喚起を目にしていた。ただ、それが今回の一連の事件と関係していたかは「全く分からない」という。
4月ごろになると、学校に「学校でそういう噂があるんだけど、どうなってるんだ」と問い合わせが入るようになった。











