「私には結構、居心地のいい世界だった」
──引退については、ご家族にも相談されたんですか?
まだ悩んでるときに、母に電話で相談しました。
やっぱり娘がセクシー女優って、心配じゃないですか。だから辞めるって伝えたら、すんなり「いいやん」って言ってくれると思ってたんですよ。そしたら言われたのが、「ほんまにええんか」「後悔せえへんか」って。「なんで引退したいと思ったのか、その理由を説明してみて」とも言われました。意外でしたね。
母も私の5年間の活動をずっと見ているので、「辞めたら辞めたで、ちゃんと稼がなきゃいけないよね」みたいな、すごく現実的な話もされました(笑)。
──引退後、セクシー女優だったことへの世間の目に、どう向き合っていかれるのか気になります。
裸になって人にセックスを見せるっていうことは、「恥ずかしいこと」と思われるじゃないですか。でも、なんだろう……。やっぱりそれだけじゃないと思うんですよね。
私は裸になって、人前でセックスをさらしても、恥ずかしい仕事をしているとは一切思っていません。今まで5年間、全力で、自分が面白いと思った仕事しかしてこなかったし、人様に対して「恥ずかしい仕事をしてきた」と思うものは一切ないです。でもまあ、そう思われるのも仕方がないかなとは思ってます。
──その気持ちは、デビューした時から変わらない?
はい。そもそも、脱ぐこと自体に普通はみんな抵抗があるはずだし、なおかつ人前でセックスを見せることなんて、もっと抵抗があるじゃないですか。それができる人間って、周りと比べたら、たぶん何本かネジがないと思うんですよ。途中で外れたのか、もともとないのかで言えば、私は完全に後者で(笑)。だから私には結構、居心地のいい世界だったんですよね。
それと、セクシー女優を「恥ずかしい仕事」って思える人は、めちゃくちゃ幸せだと思います。その感覚があるなら、そのままでいいし、別に意見を変えてほしいとも思わない。私にはこの世界が必要な場所で、ここに入れたからこそ人間として成長できたこともある。それが本心です。













