「エロくない」って思われるのが一番怖い

──まず、セクシー女優を引退しようと思ったきっかけは何だったんですか。

MINAMO(以下同) 1年ぐらい前ですかね。ちょうど小説を書き始めるころに、次で5年目を迎えることに気づいたんですよ。「5年目ってキリよくない?」って(笑)。業界でキリがいいとされるのって、3年、5年、10年なんですよ。節目としてちょうどいいかなって思って。

今までの自分の活動を振り返ってみると、結構いろんなことをやってきました。「セクシー女優だからできないこと」をなくそう、そこに対して戦おうと思って活動してきたんです。

次第に目標もいろいろと叶って、「もうこれ以上、ここで戦わなくてもいいかも」というか。やり切ったし、次の挑戦もしたいなって。それで引退を決めました。

2021年にデビューしたMINAMO
2021年にデビューしたMINAMO
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──具体的には、どんな目標があったんですか?

小説を出すこともそうだし、コラムをやること、自分の名前が入った番組を持つこと。あとは「この媒体に取材されたい」とか、そういう細かい目標もありました(笑)。

大きいものから細かいものまでいろいろあって、本当に全部叶ってしまったというか、叶えさせてもらいました。

──引退コメントにあった「やり切った」ということ以外にも理由が?

なんか、「やり切った」って言わなきゃ、みたいなところはあると思ってて(笑)。

「やり切った」っていう理由が一番きれいだよね、ということで、「やり切りました」っていうのを前面に出してるんです。ただ、理由はいくつかあって、一つは自分のエロに限界を感じたことですかね。

──「限界」ですか。

今って、同人AVとかも出てきたりして、「エロの形」が大きく変わりつつあると思うんですよ。

私には、単体女優として人気を保ち続けるセンスはあるかもしれないけど、今の時代にセクシー女優として「抜いてもらうセンス」みたいなものは、足りないのかもしれないと思って……。

それでもテクニックを磨いたり、意識をそっちに持っていったりして、なんとか時代の波に乗れるように頑張ってきたんですけど、「もうそこまで頑張らなくてもいいかも」と思ったっていうのは、正直ありますね。

引退に至った胸中を語ってくれた
引退に至った胸中を語ってくれた

──AVに求められる「エロ」も、時代によって変わっていると。

本当にそう思います。エロの流行り廃りも変わるし、どういう女優さんが売れるのかっていうトレンドも変わる。

私、もともとはこの仕事を10年続けるつもりだったんですよ。でも、あと5年やるってなったときに、その変化にうまく乗りながら、さらに他の仕事でも頑張るっていうのを考えると、「ちょっときついかもな」って。

やっぱり私、「エロくない」って思われるのが一番怖いんですよ。だから、「エロい女」として認識してもらってるうちに辞めようと決断しました。惜しまれながら引退する方が、私のキャラクター的にも合ってるかなと思って(笑)。