自民が擁立を検討する“コンプラの専門家”原澤⽒は「ミス横浜」出身
こうした態度を見る前から各党は、山中氏が生き残りのために策を尽くしてくるとみて、先手を取ろうと動いていた。地元政界関係者が各党の動きを解説する。
「実は自民党は山中氏が続投の意思を示した8月13日に、不信任で退場させると腹を決め、出直し市長選で確実に追い落とせるよう公明と立憲民主に『出直し選を一緒に(相乗り候補で)やろう』と持ち掛けてきていました。
それから自民の中で横浜市育ちの弁護士、原澤敦美⽒(59)と地元財界の有力女性経営者の2人の名が上がり、最終的に原澤氏に絞り込んで公明と立民に提示したんです」(関係者)
原澤⽒は1989年には「ミス横浜」に選ばれた経験があり、⽇本航空の整備⼠を経て弁護⼠登録した異色の経歴を持つ。ローソン銀行の社外監査役や川崎汽船、東横インの社外取締役を務めている「コンプライアンスの専門家」。
パワハラと対極のイメージを持つ人物と期待する自民党は、公明と立民が当然乗ってくる候補と考えていたとみられるという。しかしその思惑ははずれる。
「公明にとっても立民にとっても、原澤氏自身は特に問題がある候補ではありませんでした。ただ、5年前に市長に就いた時の山中氏と同様に、まったく政治経験がない人をまた約376万人と市区町村では全国最多の横浜市のトップにすることの懸念を両党とも持ったようです。
さらに原澤氏が自民党の擁立過程で、菅義偉元総理(77)らと面談するなどして“お墨付き”を得たとの情報が流れ、特に立民が問題視しました。というのも菅氏ら名が上がった人物がいずれも、カジノを含むIR導入を国策として進めたり横浜に誘致しようとしたりした面々だったからです」(地元記者)













