訪日外国人の増加とともに「レンタカー事故」も増加
訪日外国人のレンタカー交通事故の増加を受け、国も対策に乗り出している。
国土交通省は7月、訪日外国人レンタカーの交通安全対策を本格展開する方針を表明。交差点での右折時事故の割合が高いことを踏まえ、左側通行に不慣れなドライバーを安全に誘導することなどの対策を掲げている。また観光庁は、訪日外国人によるレンタカー利用の実態を把握するための調査を実施するという。
こうした課題は、外国人観光客が多く訪れる地域でも深刻化している。その一つが、岐阜県の飛騨高山地域だ。
同地域では、雪に不慣れな外国人観光客がレンタカーで雪道を走行することに伴い、事故やトラブルが増加しているという。高山市議会事務局の担当者は次のように説明する。
「冬にノーマルタイヤで来てスタックして、幹線道路である国道が渋滞になってしまったり、月極の駐車場に誤って駐車したり、あるいは逆走したり、といったトラブルが発生しており、地域住民の生活にも影響が出ています。
こうした状況を受け、昨年12月、飛騨地域の高山市と飛騨市、下呂市、白川村の三市一村が共同で、外国人観光客のレンタカー利用に関する意見書を国に提出しました」(高山市議会事務局担当者、以下同)
意見書では、ほかにも「運転できなくなった車両の路上放置」や、冬季以外のレンタカーの利用における「右車線通行」「路上駐車や民地への無断駐車」などのトラブルが指摘されている。救急対応や市民生活に悪影響を及ぼす事態が散見されるようになってきたという。
意見書の提出後、具体的な対策も進められている。
「岐阜県警が関係団体に対して今後の取り組みについて情報共有する会議をしました。例えば国道の状況などを示す道路情報板に英語表記も併記したり、飛騨地域以外でも、『飛騨地域へ行くときには冬のタイヤにしましょう』と周知していただいたりしています」













