9月議会で可決が確実な情勢になったところで市長は辞めると言い出した

28日に記者会見をした山中市長は冒頭で辞職すると表明したが、理由は分かりにくい。

「今回(第三者委に)認定された言動について、私自身の問題として深く反省を続けてまいります。8月14日には市議会の3つの会派から辞職を求める申し入れをいただきました。これまで市政をともに進めてきた皆様からそのような厳しい判断がなされたことを大変重く受け止めております。

わたくしは、横浜市長の職を辞するという重大な決断をいたしました。昨年(の市長選で)、市民の皆様とお約束させていただいたことがまだ成し得てない一方で、しかし、今回のことにけじめをつけるべきだと考えました」(山中市長)

記者からは最初に「辞める決め手」は何かと質問が出た。市長は「市政の混乱を招いたこと」と即答したが、それはどのタイミングの話かと次の記者がたずねた。

この質問の背景を別の社会部記者が解説する。

8月28日、記者会見で目をつぶる山中竹春市長 撮影/集英社オンライン
8月28日、記者会見で目をつぶる山中竹春市長 撮影/集英社オンライン
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「横浜市政の混乱は1月に久保田淳人事部長(現こども青少年局企画部長)が市長のパワハラを顔出しで告発してからずっと続いています。

7月30日に第三者委が告発内容をほぼ認める調査報告書を公表しましたが、市長は8月13、14日の市議会総務委員会で『認定事実を全て受け⼊れます』と言って謝罪しながら、給与を削減すると表明して続投する意思をうかがわせました。

26日までには、市長が辞職する意向を示さなければ、主要3会派が9月議会で不信任決議案を提出する方針を固めたと報じられました。9月議会で可決が確実な情勢になったところで市長は辞めると言い出したのです」(記者)

どのタイミングで市政の混乱を認識したのかとの2番目の質問に市長は「市民の皆様の信頼を損なったと考えたことです」と返答。パワハラの責任を取るとはここでも言わない。反省はしても辞めるほどのことではないと考えている気配だ。