吉原のソープ関係者「次はどの店がやられるのか?」

さて、この一連の騒動、その後、驚きの展開を見せているという。吉原のソープランドの経営者のひとりがこうささやく。

「実はその『しま』と名乗る女性は現在、吉原の複数の大衆店に面接に来ているようです。私の知り合いの店にも来て、たまたま彼女と知らずに採用してしまい、これを取り消したところ示談金を請求されたようです。

知り合いはこの女性の行動が恐喝にあたるとして浅草暑に相談に行っています。そういしたこともあり、彼女の履歴書は現在、吉原の複数店で共有されています。”この女性に注意”と」

しまさん本人に「面接に行っているのか?」とも聞いたところ、以下のような答えが返ってきた。

「私はルーブル以降、どこにも面接に行ってません。過去の在籍店舗から今になって『刑事告発しないでほしい。金銭で解決したい』と示談したい旨を伝えられていますが、私は弁護士を通じて断っている状況です。

さもルーブル以降に面接に行きまくっているかのように言い触らされることには憤りを感じています。ましてや履歴書を共有されていることが事実ならプライバシー侵害で法的措置をとります」

この件をめぐって吉原では現在、情報が錯綜しているようだが、真偽のほどはわからなかった。

吉原では複数の関係者たちが「次はどの店が摘発されるのか」と疑心暗鬼になっているようだが、一方でこんな声も聞こえてきた。

「『しま』と名乗る女性の傍若無人な動きに憤りを感じつつ、実は業界的にチャンスでもあると考えている。今回の摘発でどの店も女性従業員に対する言動に細心の注意を払うでしょう。面接も厳しくなると思います。

そうすることで彼女のような女性は業界全体で弾かれます。そうすれば意志の疎通が出来た人間だけで回る安全な業界が出来るのではないか」

ソープランドにおける本番行為は日本においてはどこまでもグレーゾーンだ。しかしそこで長年働き日常を営む人々はいる。この問題に解決はあるのか。

取材・文/河合桃子