独自の道を激走! 競争社会・中国のネット世界

最近の中国社会は、変化と共にあると言っても過言ではないくらい、新しいものが生まれては消えていきます。

5年前に天下をとっていたシステムやサービスが廃れ、今では全く別のサービスが台頭している……なんてことも日常茶飯事。とにかく競争が凄まじいから、サービスも価格も常に激しく移り変わっているんです。

日本に来て9年経ちますが、私がいた頃の中国とは事情が大きく変わっていて、年に一度の帰省では毎回「いつの間にこんなに変わった?」って、ついていくのが精いっぱい。

私が日本に来る前は、ネットショッピングといえば「タオバオ(淘宝)」というアプリが主流でしたが、今はシェア購入をウリにした「ピンドゥオドゥオ(拼多多)」というライブコマース型アプリが親世代を中心に大人気の様子。友人や家族などを誘って複数人で同時購入すると、日用品や食品などの価格が劇的に安くなる仕組みで、日本にも別の名前で進出しています。

アリババグループが運営する中国最大級のECサイト「タオバオ(淘宝)」(写真/shutterstock)
アリババグループが運営する中国最大級のECサイト「タオバオ(淘宝)」(写真/shutterstock)
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日本での評判はイマイチのようですが……海外発送でも送料無料を実現しちゃうのは、さすが中国だなぁと感心します。航空便の格安利用や工場直販はもちろん、日本に住む中国人が大量に購入することで一度に発送できるから、送料を極限まで削れるのだろうと思います。

ぶっちゃけ、日本は国内便でも送料が高いです。だから中国系ECの送料を見ちゃうと、魅力的に感じちゃいます。

日本人からするとそうした中国のサービスは、やりすぎに感じるかもしれませんが、過酷な競争に勝つためには価格を下げるしかありません。先行するサービスがあるなら、後発は価格を限界まで落として執念で追い抜く。それが中国ビジネスの掟です。

海外で暮らしているからこそ、そういう中国社会の過酷さを改めて実感しています。

それからもう一つ、中国といえばネット規制問題です。中国国内ではSNSを含む多くのアプリが使えなくなるので、帰省の際は必ず規制を回避できるVPN機能付きのポケットWi‒Fiを準備するようにしています。

ただ、これを用意しても万能じゃないのが難しいところ。例えばNetflix。