「A‑CAM3」導入で広がる安心
自動車輸送を中心とする丸東運輸では、昨年秋ごろから「A-CAM3」を本格導入している。現場でハンドルを握るドライバーは、その変化をどう受け止めているのか。
「夜間の運転が格段にしやすくなりました。これまでは、街灯が少ない道では自転車が本当に見えづらくて、自分の目とミラーだけが頼りで、どうしても限界がありました。今は左折の操作に合わせて警告音が鳴って知らせてくれますし、モニター上でも人がいれば赤い枠で囲ってくれるので、運転時の安心感はかなり上がっています。
A‑CAM3は、たまに人以外のものに反応することはありますが、人を検知し損ねたと感じたことはこれまで一度もありません。最終的には自分の目で確認することが大前提ですが、モニターと自分の目の両方で確かめられるのは、とても心強いですね」(ドライバー・鷹阪さん)
A-CAM導入後の効果については、「接触事故」という結果に限って見ると、現時点で大きな成果が出ている。同社によると、これまでのA-CAMシリーズを通算で約2000台出荷してきたなかで、同社が把握する限りで左折時の接触巻き込み事故はゼロだという。
「運送会社といっても、走る道や時間帯、積み荷の種類まで、置かれている環境は一社一社まったく違います。まずは1〜2カ月のトライアルで実際に使っていただき、その現場で本当に役に立つかどうかを確かめてから本格的に導入してもらうようにしています。その過程でいただいたフィードバックも次の改良につなげることで、より現場にフィットした機器にしていきたいと考えています」(東海クラリオン・仲田氏)
2026年の法改正と青切符導入によって、自転車の車道走行を意識する自転車利用者が増えているとの指摘もあり、トラックドライバーが感じるプレッシャーも高まっている。
その一方で、現場ではA‑CAM3のような装置を活用しながら、ヒヤリハットを減らす取り組みも着実に広がりつつある。自転車と自動車が同じ車道を走る機会が増えるこれからの時代は、こうしたテクノロジーをどう活用していくかが、トラック業界全体の安全水準を高めていく鍵になりそうだ。
問い合わせ先:東海クラリオン株式会社
車載カメラはこちらから https://www.tokai-clarion.co.jp/products/a-cam3
052-331-4461 9:00~12:00、13:00~18:00(土日祝を除く)
取材・文/福永太郎












