五十嵐亮太を芸人に例えるなら「一択」
塙 もちろん、ちゃんと考えてきましたよ。僕の理論では、「ツッコミ=ピッチャー」なんです。例えば、「うるせぇ、お前!」っていうのはストレート。それで、優しくマイルドなツッコミが変化球のイメージ。あるいは言葉ではなく、何も言わずに頭を叩いたり、黙ったまま蹴りを入れたりするのも、ある意味では変化球なんですよ。ツッコミの基本は速いストレートと緩いカーブがあれば、十分成り立つんです。
五十嵐 面白い理論ですね。
塙 例えば、僕から見ればくりぃむしちゅーの上田晋也さんはダルビッシュ有なんですよ。「違うわ!」「バカか!」みたいな、シンプルな剛速球のツッコミがありつつ、「お前は器が小さいよ。台湾の料理か!」みたいな絶妙な例えツッコミもできる。これは僕にとっては七色の変化球のような超一流のツッコミ。まるでダルビッシュでしょ? あれだけ速いストレートがありながら、精度の高い変化球も放れるのは彼ぐらいしかいないですよ。
五十嵐 やっぱり、塙さんは弁が立つよね。まるでサトさんの話を聞いているみたいだもん(笑)。それじゃあ、僕を芸人さんに例えると誰になりますか?
塙 五十嵐さんは、バイキングの小峠英二さん。その一択です。
五十嵐 おっ、うれしい。小峠さん、すごく好きなんですよ。で、その理由は?
塙 「ツッコミ=ピッチャー」説で言えば、まずストレートがとにかく速い。小峠さんのツッコミは「うるせーよ、お前!」とか、「何だよ!」とか、奇をてらったものではなく、ストレートでシンプルなもの。でも、その勢い、スピードは他にはない強いものばかり。この点がまず五十嵐さんとダブります。
里崎 『キングオブコント』(TBS系)で優勝した時の「なんて日だ!」もシンプルだけど、めちゃ勢いのあるツッコミだったからね。
塙 昔、彼らがまだ売れる前に一緒にライブに出ていたのに、気がつけばあっという間に売れて、テレビでもゴールデンの番組に引っ張りだこ。僕らからしたら、「あぁ、一気にメジャーデビューしたなぁ」という感覚なんですよ。五十嵐さんもメジャーでデビューしているけど、その点もかぶるんですよ。
五十嵐 なるほど。僕もプロ2年目から出番が増え始めて、一気に一軍で投げさせてもらうようになって、そのあとにメジャーにも挑戦しましたからね。
塙 それに、小峠さんは福岡出身で、五十嵐さんもソフトバンクに在籍していたという共通項もある。違うのは髪型だけですよ(笑)。
——さて、特別鼎談も、そろそろお時間となりました。いつもとは違う新鮮な視点が面白かったですね。
里崎・五十嵐 塙さんとは、今まで何度も会ってきたけど、ここまでじっくり話すことができて楽しかったです。またの機会に、ぜひぜひ!
塙 また機会があれば、ぜひ呼んでください! ありがとうございました!
構成/長谷川晶一 撮影/本田雄士
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(配信期間:2026年1月27日15時00分~2月10日23時59分)
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