「露出が過激になればなるほど、ファンが褒めてくれる」 

投稿者自身が罪に問われることはないのだろうか。

ナイトワークビジネスに詳しい弁護士法人アークレスト法律事務所の代表弁護士・野口明男氏に話を聞いた。

「公共の場所や公共の乗物内において、通常、衣服で隠されているであろう体の一部を撮影したりする行為は卑猥な言動として、公然わいせつ罪に該当する可能性があります。

また、軽犯罪法の1条二十号で規定された『公衆の目に触れるような場所で公衆に悪の情を催させるような仕方で尻、腿など身体の一部を露出した者』にも当てはまると思います。

さらに飲食店は衛生面が大事であるため、そこで性器などの露出を行い明かに営業妨害となる場合はかつてのスシローペロペロ少年のように、損害賠償請求を受けたり、店内を何かしらで汚した場合は器物損壊に該当する可能性もあります」

女性たちは逮捕されなきゃ気づかないのか(SNSより)
女性たちは逮捕されなきゃ気づかないのか(SNSより)

前述のAさんは「誰かが逮捕されて、ようやくみんなが気づくと思う」と指摘する。

「だって、露出が過激になればなるほど、ファンが『エロいね』とか『いいね』ってほめてくれるから、本人にはそれが悪いことだって思えないんです。それに、公共の場所だから企業や関係者に迷惑をかけていない、とも思っているんです。

だからつい軽い気持ちでやってしまう。誰かが逮捕されない限り、悪いことをしているって気づかないんじゃないかと思います」

女性配信者の暴走は、誰にも止められないのだろうか。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班