「京都花見百景の巻(前編)」(ジャンプ・コミックス153巻収録)
今回は、新葛飾署の面々が交通課の女性警察官・磯鷲早矢(いそわし・はや)の実家を訪れるお話をお届けする。
早矢の実家は京都・嵐山の旧家で、莫大な敷地を所有している。
その広大さは本作をお読みいただければすぐにわかるのだが……敷地内には国宝級の施設が建ち並んでおり、国からの要請を受けて一般に公開しているほどなのだ。
世界屈指の資産家である中川と麗子を除けば、磯鷲家は『こち亀』の登場人物の中で指折りのお金持ちなのは確かだ。そして実は、意外なキャラたちも相当なお金持ちだったりする。少し挙げてみると……。
超神田寿司を営む擬宝珠(ぎぼし)家
両さんの親戚である女性警察官・擬宝珠纏(ぎぼし・まとい)の家は、東京・神田の一等地で老舗寿司店・超神田寿司を営んでいる。
そしてその家は、広大な敷地にゆったりと建てられた平屋の日本家屋だ。イギリスの高級車・ジャガーで次女・レモンの幼稚園への送り迎えをするなど、かなり裕福なことがうかがえる。
両さんの祖父・両津勘兵衛
初登場時には楽隠居をしていた勘兵衛だが、のちにゲームの開発会社を設立。シニアのエンジニアを募って、ベンチャーから一大企業へと成長させた。
その後、会社を売却すると、次々と新たな業種にチャレンジしてどれも成功させている。欲にかられて深追いしての大失敗をしないのが、両さんとの大きな違いだ。
機械工学の権威・絵崎教授
中川の恩師である絵崎コロ助教授は、欧米の名門大学で教鞭を振るう機械工学の権威だ。
数々の発明や特許による収入も相当な額に昇るはず。普段は海外で生活をしてるが、日本にも立派な屋敷を持ち、4人の娘を留学させているのがその証拠だ。
……どうだろう。意外なキャラの、意外なほどのお金持ちぶりがお分かりいただけただろうか。
それでは次のページから、京都の大資産家・磯鷲家で規格外のお金持ち気分を味わえるお話をお楽しみください!!