さらにボードが「9K3A4」のレインボーボードとなり、Aのスリーカードという“ナッツ(現状において最も強いハンドの状態)”が完成。大きなポットを獲得できました。
また連続して今度は「A(スペード)Q(クローバー)」というハンドで、ボードにQが落ちて快勝。チップを一気に7万7700点まで増やすことができました。
訪れた大ピンチ
そこからさらに勝ちを積み重ねて8万4000点まで増やした時のこと。「A9」持ちの状態で「9」をトップヒットさせることに成功。ターン、リバー共にローカード(数字の小さいカード)だったため、大きくベットしたところ、なんと相手が「オールイン」と発声したのです。
ボードはフラッシュ目がない状況で、なおかつ9が一番大きな数字という状態。しかも相手は、おそらく会場で一番ではないかと思えるほどのチップを持っている(私の2.5倍ほど)ため、これをコールして負けてしまえば、そこで私のmPTJは終わりを迎えます。
慎重に考えるべき場面ですが、相手からはクロック要求が。これにより30秒の間にコールか、フォールド(降りる)を考えなくてはなりません。この状況でオールインということは、何らかのペア持ちによるスリーカード、もしくは弱いハンドでの2ペアであると想定し、ここは渋々のフォールドを選択。
後ほどこのプレイヤーの方にハンドを聞いてみたところ「ノーヒット」とのことで、まさかのブラフオールインでした。これは悔しいけれども、本当に上手なプレイで私もすごく勉強になりました。