国会も、政治も、自身も、すべてを可視化する

――師匠のたけしさんからは何と言われましたか。

直接、お会いするのは二年半ぶりくらいだったので「おお、どうした」と。「師匠がもし出馬をやめろと言うならやめます」と言ったら「いや、それはいいよ。お前の好きにやれ。その代わり、マスコミが来るからよ、応援、あるいはお前に対するコメントは一切やらないから」という感じで、師匠からはOKをいただきました。

――当初、博士は「出馬は2万パーセントない」と言ってましたよね。

あれはギャグです。以前に誰かが言ってましたよね。

――博士といえば、日頃からあらゆることを日記に記録していることも知られていますが、今回の博士の戦いを記録する人はいるのですか。

『東京自転車節』というドキュメントを撮った青柳拓監督が僕を追っています。青柳監督は28歳なんですけど、今回、撮るにあたって「制作費は一切要らない。全部、自前でやるから、その代わり編集権をください」って。

どうしてクラウドファンディングで資金を集めないのかって聞いたら、「支援者たちの意見を聞いて制作することになるのは嫌なんです」と。僕はそれを聞いてすごくいいなって思って、撮影をOKしました。今は政治もメディアもみんなお金で狂っているんです。そこを徹底的に可視化していかないといけない。

「いずれ日本からもゼレンスキーが出る!」水道橋博士の参院選出馬宣言_b

――そこはもちろん、ご自身も含めて。

当然ですよね。僕はこれまでも起きてから寝るまでをすべて日記に書いて、自分の行動を可視化させてきました。さらに今後は青柳監督のカメラで僕の24時間を可視化する。会いに来た人の写真を全部撮る。ちなみに僕は政治家の誰とも、れいわの人とも一回も飲んだことがないですし、とにかくすべてをオープンにやっていきます。

裁判費用もそうです。ちょっと前に戦史・紛争史研究家の山崎雅弘さんと作家の竹田恒泰さんの裁判がありましたよね。あれも典型的なスラップ訴訟で、山崎さんは1年以上にわたって時間やお金を浪費させられたんですが、思想家の内田樹先生が寄付を集めて、最終的に山崎さんが勝ちました。

その時に集めた寄付金がまだ900万円くらい残っているとかで、内田先生が今回、僕に寄付を申し出てくださったんです。もし裁判で使わせていただくとしたら、そういうお金もすべてガラス張りでやっていきますし、スラップ訴訟被害者の会というのを作って、そこへ寄付をするということも考えています。

裁判を可視化する。国会を可視化する。政治を可視化する。とにかくすべてを可視化させていきたい。議員になったら国政調査権で色々と調べられますよね。それにも期待してください。


――博士はこれまでも芸人をやりながら調査報道を続けてきたわけですから、政治家は案外、天職なのでは。

僕はもともと博打も女遊びもしない。本だけ読めりゃいい人間なので、公の仕事を真面目にやる自信はありますよ。