合体技・立花兄弟に二刀流・若島津…

カタールW杯より登録人数が26人になると言われているがまだ未確定段階のため、これまで通り23人を選出した。レギュラー陣はもはや説明不要だろう。一方、ベンチメンバーは意見が分かれるところだ。

GKの森崎有三は実力こそ若林源三、若島津健に劣るが、第3GKという難しい立ち位置でも腐らず、仲間のために貢献できる点を評価した。翼たちの少年時代の新事実が描かれた『キャプテン翼 MEMORIES』(以下、本文中ではシリーズタイトルのみ表記)では修哲小時代、若林という偉大なGKをリスペクトしつつも努力を怠らない姿が描かれている。

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『キャプテン翼 MEMORIES』より

MFの井沢守はユーティリティープレイヤー。DFへコンバートされ、『ライジングサン』のスペイン戦でもCBで先発したように、あらゆるポジションに適応でき、ジャンプ力の強さにも定評がある。ベンチに控えていることでチームに心強さも与えてくれる。比良戸中時代から “軽業師”として描かれた佐野満は、葵新伍に匹敵する運動量の持ち主。試合終盤の勝負どころでその強みを活かせる展開があるはず。

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『キャプテン翼 GOLDEN-23』より

沢田タケシはパサーとしてベンチに置いておきたい。フィールド全体を俯瞰できる冷静な判断力は、チーム内でもトップクラスだ。浦辺反次は、泥臭い汚れ役としての活躍も期待しつつ、チームのムードメーカーとしての役割も期待したい。『ROAD TO 2002』でも描かれているように、石崎了とのコンビで明るさをもたらしてくれるチームに不可欠な存在だ。

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『キャプテン翼』より

FWの反町一樹はほかに南葛中で実績を積んだ来生哲兵や滝一、ふらの中で活躍した小田和正らと競合した末メンバー入り。チームの絶対的ストライカーである日向小次郎との東邦学園時代のコンビ経験を優先した。『ワールドユース特別編』では全国高校サッカー大会決勝で、南葛高から貴重な同点ゴールを奪った実績もある。

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『キャプテン翼 ワールドユース特別編』より

スーパーサブは立花兄弟。『GOLDEN-23』では成長した身体を支えるのに筋肉が耐え切れないことを承知の上で、覚悟の「スカイラブハリケーン」を敢行した。カタールW杯でも「スカイラブハリケーン」使えるとしたら一度きり。しかし、確実に1点が計算できる必殺技。立花兄弟を大会のどの場面で使うのか、はとても重要なポイントになる。

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『キャプテン翼 GOLDEN-23』より

注目はGK登録の若島津健。『GOLDEN-23』からFWとの二刀流を実現。一人二役をこなすことで、実質日本代表メンバーは24人いる計算になる(その分ケガのリスクが増えるため、第3GK・森崎の存在が絶対必要になるのだが)。この強みを大会でも活かさない手はないだろう。

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『キャプテン翼 GOLDEN-23』より