「人」を大事に、日常に寄り添う

なぜ1店舗目の場所として清澄白河の住宅街を選んだのだろうか。

「清澄白河駅近くのカフェ(iki Espresso)併設のスペースで何度かポップアップをやらせてもらったのがきっかけです。近隣のお客様からの反応が良かったのと、ブルーボトルコーヒー1号店のオープンをきっかけにエリア全体がどんどん変化している真っ只中で魅力的だった、というのも大きな理由です」

住宅街に溶け込む最先端セレクトショップ店長に聞く、「クラフトスニーカー」の魅力_f

「繁華街ではなく住宅街という立地のおかげで、日常に寄り添うショップになれる、というのがこのエリアの魅力の一つだと思っています。2号店は渋谷のミヤシタパークに入っているんですが、そういった立地だと『お店に行くぞ』とある程度、気合を入れて行くことになります。対してこの清澄白河本店は近くのスーパーで夕飯の食材を買った帰りとか、休日の近所のお散歩とか、日常の延長で肩肘張らずに寄ってもらえる場所なんですね。ネギの入ったビニール袋をぶら下げておしゃれな靴を買いに行く、ってなかなかない体験だと思いますし、このアンバランスさは大事にしていきたいです」

店舗を運営する上で一番大事にしているのは「人」だ、と角さん。目の前の売上よりも、お客さんとの信頼関係を築くことを最優先にしているという。

「アパレルで接客されるのは苦手だっていう方も多いと思うんですけど、少しでも『接客を受けてよかった』と思ってもらえるよう、ひとりひとりのお客さんをしっかり見て丁寧なアプローチを心がけています」

いまイチ押しのスニーカーは?

最後にイチ押しのスニーカーを教えてもらった。

「一番はNOVESTAのMARATHONですね。柔らかい色味とシンプルなデザインでコーディネートしやすいのと、機能的で非常に疲れにくいのが魅力で、これはめちゃくちゃ売れてます」

住宅街に溶け込む最先端セレクトショップ店長に聞く、「クラフトスニーカー」の魅力_g
NOVESTAのMARATHON

「それから宣伝になっちゃうんですけど、この5月から『yomiya 宵宮』という自社ブランドの展開も開始しました。こちらもオススメしていきたいと思っています」

住宅街に溶け込む最先端セレクトショップ店長に聞く、「クラフトスニーカー」の魅力_h
5/21に発売開始したばかりの新商品、yomiyaのbasketとslip-on
住宅街に溶け込む最先端セレクトショップ店長に聞く、「クラフトスニーカー」の魅力_i
すべての画像を見る

L&HARMONY 清澄白河本店

住所 東京都江東区平野2-6-1
電話 03-5809-9324
Instagram @landharmony_kiyosumishirakawa

撮影 / 小宮麻吏奈