NHKプラスの宣伝に使われ純烈ファン落胆
「三山ひろしさんは、けん玉の人だから別にいいけど、水森かおりさんや純烈は楽しみにしてたのにイロモノ枠のような扱いで正直残念でした。なんで演歌の新曲は普通に披露させてもらえないんでしょう」(60代女性)
「年配の私たちでも知っている数少ない出場者の純烈のステージが、あまりにもNHKプラスの宣伝すぎて……。どこもかしこもQRコードだらけで目がチカチカしました。2020年の視聴者参加型の紙吹雪演出や、2021年のマジックハンドでお客さんと握手したりとかはかわいくてよかったんですけどね」(70代女性)
お年寄りからも評判の悪かった純烈の演出はNHKプラスへのQRコードが全身にプリントされたスーツ姿で出演し、歌唱中にもステージのスクリーンや横断幕にQRコードが表示されるなど、過度にNHKプラスへの加入を促すようなものだった。いくら彼らが「NHKプラス紅白親善大使」に任命されていたとしても、これでは視聴者が白けてしまうのは当然だ。
「リーダーの酒井(一圭)さんが司会者との会話で自分たちのことを“まわし者”と言ってましたが、メンバーがあの演出を本心から快く引き受けたのかが気になります。純烈としては6回目の紅白でも、(去年1月1日に加入した)岩永(洋昭)さんは初紅白だったから、あんな世間からウケなさそうな演出じゃなくて、もうちょっと普通に歌わせてあげてもよかったんじゃないかと思っちゃいますね」(60代女性)
ちなみに、QRコードを読み込むと、純烈とJO1のスペシャル画像が見られるという特典もあったのだが、実際にQRコードを読み取った女性は残念そうにこう話す。
「純烈のスペシャル画像が見たくて、彼らのステージ中に一生懸命QRコードを読み込んだんですけど、結局サーバが重たくて何も開けなくて……。それならせめてちゃんとステージを見ておけばよかった」(60代女性)
純烈にとっても純烈ファンにとってもお寒い演出となってしまった今回の紅白ステージ。NHKは視聴者の期待に応える気持ちとアーティストへのリスペクトの気持ちをもう一度よく思い出してほしい。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班