「学会員には政治家、飲み屋のお姉ちゃん、AV女優もいる」
95歳で老衰のため亡くなった池田氏は、ごく最近はどんな様子だったのだろうか。
「周辺の秘書のグループの人たちや、会長周辺の中枢の人とかは言うまでもなく最近のご様子をご存知だったと思いますけど、それを公にするかどうかは、池田先生の奥様とか息子さんとかご家族のご意思もあるわけで。創価学会は人生でいろんなことを悩み、苦しんでいる人たちのために存在するわけですから、ご自身の体が悪いからと公言しては公私混同になると思われたのでしょう。池田先生が病気だと知らされていようがいまいが、一人一人の信仰には関係ありませんので」
過去には池田氏を「ミイラ化したい」と意見する学会員もいたというが、真相はどうなのか。
「これだけ学会員が多ければ、途中で悪口言って辞めていく人もいるんですよ。学会に悪いイメージを焼きつけたい人だってたくさんいますから、そういう風に言ってるんじゃないですか。しかし、われわれは仏教団体なので、仏教の本義に反するようなミイラ化なんて発想がまずないですね。SNSで悪口をつぶやくレベルの話ですよ」
宗教指導者としての側面だけでなく、国内外の要人との交流の多さから、池田氏を「フィクサ―」と見る向きもあった。内部から見て池田氏が「国士」として日本の支配に暗躍しているようなことはあったのだろうか。♯1で証言した50代の信者はこう笑い飛ばす。
「日本の社会を見ていて本当にそんなことできると思いますか? 普通に考えたらできないし、池田先生が日本を制圧して何をするんですか。影響力という意味ではお持ちだと思いますよ。60年以上宗教指導者を務めてこられて、創価学会もこれだけ大きくなったし、歴代の日本の総理とも親交がありましたしね。
創価学会は、人生を頑張って生きようと思っている人たちのために存在しているのであって、会のために人が集まっているわけではないんです。
学会員も大事ですが、それ以上に社会が安定していることが大事なんです。自分が幸せでも、いつ殺されるかわからないような国ではダメじゃないですか。創価学会員には政治家になる人もいればスポーツ選手もいるし、医者も芸能人も飲み屋のお姉ちゃんだってAV女優だっています。ありとあらゆる分野の人材を抱える組織のトップは社会を牛耳っているのと同じだ、という理屈なんでしょうか。公明党だって政策決めるのに、いちいち池田先生に相談してませんでしたよ」