「エッフェル松川」「ブライダルまさこ」「ドリル優子」…女性枠の行方は?

ほかにも、内閣改造をめぐっては読売新聞が国民民主党との連立政権の検討を報じ、動向が注目された。

ただ、他社の政治部記者は冷ややかにこう語る。

「国民民主との連立を画策する自民党幹部の意向を受けるかたちで、読売新聞の与党担当記者が記事を書いたそうです。ただ、今の時点で連立政権に参加しても、自民と国民民主の議員同士が争っている選挙区の調整など難題が多いことは、国民民主の玉木雄一郎代表もわかっています。さすがに自公国の連立政権は、現実的ではありません」

岩手県議会議員選挙の応援にかけつけた玉木雄一郎代表(本人Facebookより)
岩手県議会議員選挙の応援にかけつけた玉木雄一郎代表(本人Facebookより)

また、現在2人の「女性枠」が誰になるのかも注目だ。

「現在、経済安保相を務める高市早苗氏は、後ろ盾の安倍氏亡き後、閣外に出しても首相が恐れる存在ではなくなりました。総裁候補としての道はほぼ閉ざされたといっていい。

外務官僚出身で、経歴は申し分ない松川るい氏は、“エッフェル騒動”で失脚。弁護士資格をもつ森まさこ氏も、ブライダル補助金をめぐるツイートが物議をかもしたのに加え、娘やその友人を官邸に招いていたことも発覚し、炎上中。

松川るい参院議員がX(旧Twitter)に投稿した画像
松川るい参院議員がX(旧Twitter)に投稿した画像

知名度のある小渕優子氏は、9月10日号の『サンデー毎日』のインタビューで首相待望論について水を向けられ『腹をくくる瞬間がまた来るだろうな』と発言していますが、『ドリル』のイメージがいまだ付いて回っているのが悩みの種です」(全国紙政治部記者)

となると、女性閣僚の有資格者は誰か。

「大臣待機組の女性の中では、参院で当選3回の三原じゅん子氏。彼女は無派閥ですが、菅義偉前首相に近く、菅グループへの配慮にもなるとみられています。ほかに、鈴木宗男氏を父にもつ鈴木貴子氏らの名前もあがっています」(同)