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将来の夢は小学校の教師だった

森容疑者は日野市内の中学校を卒業後、都内の私立高校に進学した。高校は進学校でもあり、野球やサッカー、ラグビーの強豪としても全国にも知られる有名校だ。取材班は、森容疑者の当時の同級生でクラスも一緒だったという男性に話を聞く機会を得た。

「うおっ、森くん! マジで懐かしいですねー。ウチの高校はスポーツ推薦のクラスと中高一貫で上がってきたクラス、それと一般入学クラスがあるのですが、森くんは一般入学クラスでした。

記者の直撃取材に応える森容疑者(撮影/集英社オンライン)
記者の直撃取材に応える森容疑者(撮影/集英社オンライン)
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入学当初はおとなしくていつも1人でいた印象で、当時からガリガリに痩せていました」

しかし、学業では目立つ存在で、勉強を教えることで級友たちとうちとけるようになっていったという。

「2クラスある一般入学クラスの中でも、森くんは勉強面ではトップクラスで、特に数学はぶっちぎりに1番でした。僕も森くんに教えてもらったことがあって、わかりやすく丁寧に教えてくれました。話す分には『普通にいいやつ』って感じ。そういえば将来の夢は『小学校の教師』だって話してましたね」

SNS内で生徒の個人情報をさらしていた森容疑者(知人提供)
SNS内で生徒の個人情報をさらしていた森容疑者(知人提供)

頭脳明晰で親切というイメージが定着しつつあった高校生の森容疑者はしかし、徐々に“個人的”趣味をあらわにしていったという。

「実は高校のころも“そういう話”があったんです。森くんがある時から『僕は小学生以下の小さな男の子が好きなんだ』と口にするようになったんです。もちろん誰彼構わずではなく、うちとけて話がしやすくなった相手を選んでそういう話をしていた感じです。
最初は友達をつくりたくて目立つための『キャラ設定』ぐらいかな、と思っていたんですが、通学中の電車の中でも『○時の○号車にはいい感じの男の子がいるんだ』とまるで僕らが可愛い女子の話をするような自然な口調で話すようになって。そのあたりからみんなの反応も引き気味になっていきましたが、森くんは変なやつと思われるのなんて百も承知という感じでした」