「Bはずっと死に場所を探していたと思う」
事件は7月21日、Bさんの妻を名乗る女性から「別居している夫から自殺をほのめかす電話があり、様子を見にきたがオートロックで中に入れない」との110番通報で発覚した。
現場に落ちていた猟銃はBさんが栃木県公安委員会の許可を得て所持していたものだった。しかし、この状況だけでは何がなんだかさっぱりわからない。だが、Aさんは既婚男性のBさんと不倫関係にあったようだ。
21日に配信された「NEWSポストセブン」では、Bさんが事件直前にSNSに綴った心境として次のように紹介している。
《名前も偽名、年も全然違うし(5歳サバ読んでた)17歳の一人息子の話も嘘で架空の人物 全力で生活を充実させていたのに余りの仕打ちにもう生きていけません。子供も2人いて、虐待で逮捕歴有り 初めから知っていたらそれも含めて好きでいられたのに。今日の昼間までは幸せだったのに一瞬で幸せは崩れるのですね》
《最愛の人と付き合って一年二ヶ月、同棲してから半年経って、今日重大な事が発覚してもう私のメンタルはズタボロなので2人で話し合った結果、一緒に逝く事にしました》
「デイリー新潮」もAさんがふだんからウソが多くて辟易していたことや、Bさんが渡したクレジットカードを総額3000〜4000万円も使って「セレブ」な生活を送っていたことなどを報じた。
これらの報道からは、Bさんは1年以上付き合って同棲までしていたAさんの素性を突然知り、絶望して突発的に無理心中を図ったのではという印象を受ける。しかし、
「これは単なる男女の痴情のもつれじゃないんですよ。Bはずっと死に場所を探していたと思う。一方的にAさんにだまされたんじゃなくて、お互いにだまし合ってセレブ生活を満喫した挙句、こういう結末になったのかもしれません」
栃木県出身で、Bさんと古くからの友人だというCさんは、集英社オンラインの取材にこう断言し、堰を切ったように話し始めた。