問い詰められたMは「じゃあどうすればいいんですか?」
Mは四谷大塚・都内西部の教室に勤務しており、8月9日の授業を終えて帰途につくところを本誌記者が直撃した。
「これはM先生ですね」と本人も映り込んでいる盗撮動画の確認を求めたところ、Mは一瞬、スマホの画面を覗き込んだ後、顔色を変えて無言で立ち去ろうと小走りに。そこで記者が「一回立ち止まってもらっていいですか」と静止を促すと、足を止めて画面をチラッと一瞥し、「違います」と吐き捨てるように言って、再び走りだしたが「これは先生が受け持っている生徒ですよね。違うのであればきちんと説明してください」「この窓ガラスに映り込んでいるのは先生ですよね。声も入っています。これは誰の声ですか」と問いかけると、足を止めて「じゃあどうすればいいんですか」とつぶやいた。
以下はその後のMと記者との一問一答である。
――「キッド」というハンドルネームで、SNSに生徒さんを映した動画や、名前や住所などの個人情報をばらまいていますよね。どうしてあんなことしたんですか。
………………。
――プロフィールによると逮捕歴があるんですか?
ないです。ウソです。
――小児性愛があるというのは?
ないです。
――離婚歴は?
あれもウソです。
Mは途中、座り込んだり、動機を「SNSの仲間に動画をもっと投稿しないと正体をバラすと脅された」などと意味不明の言い訳を口にすることもあったが、やがて観念したのか少しずつ、今回の件について話し始めた。