「二度とこのようなことが起きないように厳罰を望んでいます」
警視庁少年育成課が8月19日、森容疑者を逮捕した容疑は、下着が露わになった女児を盗撮した東京都迷惑防止条例違反(盗撮)と、女児に「勉強しないとお仕置きでお尻ぺんぺんされます」などと言わせた強要の疑い。同課の調べに対し森容疑者は容疑をおおむね認めているものの、「脅すつもりはなく身体的危害を加えるつもりはなかった」と強要の犯意を否認している。
いっぽうで森容疑者は、塾の校舎内で女児にお説教をする際に床に座らせて太ももや下着を見える状態にして「7月まで頑張らないとお仕置きをされます。裸でお尻ペンペンです」と言わせた、太ももや下着が見える姿をスマホで盗撮した、動画をSNSのグループチャットに投稿した——ことなどを間違いないと認めたうえ、「一番の目的は自分が動画を見て楽しみ、性的欲求を満たすためで、投稿するつもりはなかった」と供述しているという。
森容疑者の逮捕を受け、ある被害児童の母親はこう話した。
「捜査の過程で警察と連絡を取り合っていたこともあり、森講師逮捕に関しては警察の方から聞いておりましたし、その後に報道でも確認し、ひと安心しています。しかし、森容疑者がどのような処罰を受けるのかは今後の問題ですし、私たち保護者は二度とこのようなことがほかの子供たちにもおきないように厳罰を望んでいます」
母親は捜査の過程で、森容疑者が管理していたSNSグループに投稿されていた動画やメッセージのやり取りを確認し、怒りを新たにしたという。
「大の大人が子どもをまるでモノとかおもちゃのように扱うのを見て、激しい怒りを覚えています。四谷大塚側は『被害に遭われた方たちのケアを最優先に考えている』とのことでした。具体的な再発防止策は、カメラの設置や講師がスマホなどの撮影機器を教室に持ち込まないことなどに加え、生徒の個人情報は今後は校舎長のみが閲覧できるように改善すると言っていました」(前出)
四谷大塚は今回の問題を受けてまだ保護者会を開いていないが、その理由については「保護者が一度に集まると噂レベルの話まで伝わり、被害児童の特定や子どもたちを傷つけてしまう危険性もある」と保護者等に説明しているという。